ネクストジェンは、2019年3月期から3年間の中期経営計画のひとつである「CPaaS事業への本格参入」の実現に向け、CPaaS事業に特化した子会社、株式会社LignApps(ラインアップス)を設立。
CPaaSは、音声通話、ビデオ通話、音声・ビデオ会議、SMS、メール、チャット、通話録音、音声認識、IVRといったサービスや機能のAPIをクラウド上で提供するサービス。たとえば、市場・営業活動や顧客管理などの支援ツール(MA/SFA/CRM)、SMSのようなメッセージングやチャットボット、コンタクトセンターなどの各種アプリケーション・システムとの連携が、APIに沿って短いコードを記述するだけで容易に行えるようになる。
海外ではすでに認知・活用されているサービスであり、日本国内においても、顧客サービスのオムニチャネル化など複数のアプリケーションを組み合わせた利用ニーズが増加していることから、その市場は今後拡大していくというのが同社の考え。
CPaaSにより、従来は特有の技術や知識が必要であった通信機能の取り込みが容易になることで、サービスなどを提供する側(通信・サービス事業者/各種アプリケーション・システムの開発事業者など)は、自社のアプリケーション・システムやサービス開発に専念でき、人的リソースやコストの削減、導入期間の短縮につながる一方、それらを利用する側にも、コミュニケーション手段の追加や連携が短期間・低コストで実現するというメリットをもたらす。
LignAppsは、今後あらゆるニーズが見込まれる日本のCPaaS市場において、通信事業者のネットワークをはじめ様々なソリューションやサービスの相互接続の実績を持ち、日本国内の通信インターフェースに精通したネクストジェンの技術力を活用したビジネスを展開。
また、アプリケーションなどの提供者と利用者が自由に取引でき、自主開発をせずとも各種アプリケーション・システムとのインテグレーションが可能となる「マーケットプレイス」の提供も想定しており、誰でも簡単にアプリケーションを創造できる環境を作ることにより、コミュニケーションの変革を目指していくとのこと。