キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関「Job総研」を運営するライボは、351人の社会人男女を対象に「2022年 転職の実態調査」を実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査対象:全国/男女/20~50代
- 調査条件:1年以内~10年以上勤務している社会人(20人~1,000人以上規模の会社に所属)
- 調査期間:2022年10月5日~10月10日
- サンプル数:351人
- 調査方法:インターネット調査
調査結果
転職の経験があるかたずねたところ、全体の68.4%が「経験あり」と回答。役職別で見たところ、転職経験があると回答したのは「課長レベル」(84.4%)がもっとも多く、「部長レベル」(80.0%)、「係長レベル」(76.7%)と続いた。
転職経験ありと回答した240人に、コロナ禍が影響して転職を検討したかどうかたずねた。「影響した」が27.5%、「どちらかといえば影響した」が18.8%、計46.3%が“影響した”と回答した。また、直近で転職した時期をたずねたところ、「1~2年内」(18.7%)がもっとも多く、「5年以上経っている」(16.2%)、「6~12ヶ月内」(14.6%)と続いた。コロナ禍で転職したことになる「2年以内」と回答したのは58.3%で、「3年以内」では72.1%という結果になった。
転職経験ありと回答した240人に、これまでの転職回数をたずねた。「1回」(31.3%)がもっとも多く、26.2%が「2回」、17.9%が「3回」と回答。計75.4%が“3回以内”という結果になった。また、24.6%が“4回以上”、そのうち10.8%が“6回以上”と回答した。
役職別で転職の平均回数を比較したところ、「部長レベル」(4.42回)がもっとも多く、「課長レベル」(3.78回)、「役員」(3.67回)と続いた。
年収区分別で転職の平均回数を比較したところ、「1,000万円以上」(3.69回)がもっとも多く、「700~1,000万円未満」(2.82回)、「300~500万円未満」(2.69回)と続いた。
今後転職を検討しているかたずねた。「検討している」が28.6%、「どちらかといえばしている」が24.0%、計52.6%が“検討している”と回答。47.4%が“検討していない“と回答した。
“検討している”と回答した185人に、その時期をたずねた。「1~2年内」(21.6%)がもっとも多く、「1ヶ月内」(20.6%)、「2~3年内」(14.6%)と続いた。また、全体の52.5%が「1年内」と回答した。
“検討している”と回答した割合について、役職別では「部長レベル」(66.7%)がもっとも多く、「課長レベル」(59.4%)、「係長レベル」(56.7%)と続いた。年収区分別では「500~700万円未満」(60.5%)がもっとも多く、「300~500万円未満」(56.0%)、「300万円未満」(53.2%)と続いた。