コンカーは、「年に3回以上出張に行く」と回答した世界の23マーケットの4,850名を対象に、出張に関する国際比較調査を実施した。
不安を感じる日本人多数 他国からは「楽しみだ」との声も
「次に出張に行くとしたらどのような感情になりますか?」と質問したところ、世界では「楽しみだ」という回答が32%と全体の三分の一を占めるなど、ポジティブな反応が上位に。日本では、「楽しみだ」と回答した人は17%で、「心配だ」は41%、「不安を感じる」が38%と、不安視する声がより多くの割合を占めた。
「出張が再開した際、いちばん不安に感じることは何ですか?」という質問に対しては、「自分が体調不良になること」が60%、「家族にうつしてしまうこと」が56%、「周囲の人が感染しているかどうかわからないこと」が47%と、自分の感染だけではなく、周囲への感染拡大を懸念する声も見られる結果に。
コロナ禍でも気になるのは「自分の安全」以上に「ビジネス」の日本
「出張に行くとき、あなたにとっていちばん重要だと思うことは何ですか?」という質問に対し、世界平均でもっとも大きな割合を占めたのは「自分の身の安全と健康」で38%であった。一方、日本単体では、「出張の目的が果たされること」が1位で32%の割合を占めた。
92%が「出張がなくなったことで、企業にネガティブな影響がある」
「出張がなくなったことで、企業にネガティブなインパクトがあると思いますか?」という質問では、世界平均で92%が「あると思う」と回答した。
アンケート概要
- サンプル数:4,850名
- 調査対象:年に3回以上出張に行くと回答した人
- 調査期間:2020年6月9日~10日
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 対象:23マーケット(アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア+ニュージーランド、シンガポール+マレーシア、中国、香港、台湾、日本、インド、韓国、イタリア、スペイン、UAE、ベルギー+オランダ+ルクセンブルク、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド)