エイジェックグループは、AIDAOと、AI営業ソリューションの共同開発に向けた資本業務提携を締結した。
今回、エイジェックグループとAIDAOが共同開発する営業支援AIツールは、商談データを「話題（トピック）」単位に分解し、顧客の反応と紐づけて解析する独自のAIを搭載。分析結果をもとに「トークスクリプト」や「営業資料」を自動生成する。さらに、商談を重ねるごとにAIが学習を進め、営業資産の最適化を可能にする。
特徴・仕様
商談を「話題（トピック）」単位で分解・自動整理
商談の文字起こしデータと営業資料をもとにAIが分析し、どのような営業が有効かを明確化・蓄積できるため、顧客のニーズに合わせた提案を行えるようになる。
トップセールスの頭の中にしかなかった感覚的なノウハウが、データとして可視化される。成功・失敗要因の分析が効率化され、データに基づいた的確な商談準備を行えるようになる。
組織の知見を統合し、営業資産を自動生成
複数の商談データと社内に蓄積された営業資料や製品マニュアルといった知識や情報をAIが統合的に学習する。組織にとって最適化されたトークスクリプトやヒアリングシート、FAQ集を自動で生成する。
属人化していたトップセールスの「暗黙知」が、アクセス可能な「形式知」に変換される。これによりトップセールスレベルの提案が可能になり、組織全体の営業力の底上げが期待できる。
商談を繰り返すことでAIが自ら「勝ちパターン」を学習
成功率の高い商談パターンをAIが常に学習する。商談データを蓄積すると、トークスクリプトやヒアリングシート、FAQ集が自動で改善・最適化される。
営業トークと顧客の反応をAIが継続的に学習し、成約率の相関を分析。商談データの蓄積に応じてスクリプトやFAQを自動更新し、常に最新の状態を維持する。
これにより市場や顧客の変化にも自動的に適応し、成果を持続的に高めることが可能になる。
リアルタイム文字起こし
打ち合わせ中の会話がリアルタイムでテキスト化される。営業担当者はメモを取る作業から解放され、顧客との対話に集中でき、顧客の些細な反応やニーズを逃さず、より深い関係構築を行うことが可能になる。
リアルタイムAIアシスト
AIが会話の文脈を理解し、トークスクリプトやFAQ集をもとに、ヒアリング漏れの指摘や、顧客からの質問に対する切り返しをリアルタイムで画面に提示する。
社内用語、専門用語の登録
専門用語や社内略語を辞書登録することで、文字起こしの精度が向上。さらに、リアルタイムで画面に用語の注釈を表示できるため、経験の浅い担当者でも顧客との会話を理解できるようになる。
特許技術
1.「貢献の可視化」（特許第7514576号）
本サービスでは、AIが生成したトークスクリプトの改善提案や、効果的なFAQの追加といった「AIを育てる活動」そのものを特許技術でスコア化する。これにより、「誰のフィードバックが受注率向上につながったか」といった貢献が明確になり、このスコアを人事評価と連携させることができるようになる。
2.「対話によるAIの進化」（特許第7514575号）
AIが生成した営業資産に対し、現場の営業担当者が「この切り返しが効果的だった」「このヒアリング項目を追加すべき」といったフィードバックを行うと、AIがスピーディーにその知見を反映し、次に生成されるトークスクリプトやヒアリングシートの精度を向上させる。
