ユーソナーは、調査レポート「BtoB企業の営業実態調査【2025年】」を発表した。

1.新規顧客開拓の重要度と達成度のギャップ
約7割(69.6%)の企業が新規顧客開拓を「かなり重要」または「やや重要」と認識しているものの、実際に目標を達成できたのは4割程度(41.2%)にとどまった。新規顧客開拓は未達に終わりやすく、その困難さが改めて浮かび上がった。
2.新規顧客開拓の目的と課題を確認
新規顧客開拓に取り組む主な目的を聞いたところ、「売上の増加」が67.9%、「市場シェアの拡大」が42%、「事業の安定化・多角化」が34.2%という回答だった。課題に関しては「営業スキル・ノウハウの不足」(36.3%)、「競合他社との差別化」(33.3%)のほか、「営業リストの精度」(21.5%)も上位にあがった。
3.インテントデータに関する期待
営業リストの精度の課題をめぐり「新規顧客開拓の成果が高まるような営業リストを用意するには、どのような顧客データベースを保有するのが望ましいと思いますか」と質問したところ、「最新の基本情報」が28.1%でもっとも多く、次いで「ニーズを示す付加情報」(27.7%)が続いた。
さらに「ニーズを示す付加情報」と回答した人に、具体的にどのような情報を望むかたずねたところ、上位は「競合他社製品サービスの検討状況」(61.6%)、「特定の製品・サービスに関する検討状況」(50%)となった。
【調査概要】
調査対象:正社員として経営企画・広報・販売促進・マーケティング・営業関連に勤務する30~59歳の男女
回答数:498人
期間:2025年3月5~8日
手法:インターネットリサーチ(委託先:B2Bマーケティング)