Zoom独自の「ひとつのプラットフォーム」と
「フェデレートアプローチ」により実現する価値
──そのほか、開発においてこだわっている点を教えていただけますか。
Zoom Revenue Acceleratorは、皆さんがすでに使っている「Zoom Meetings」や「Zoom Phone」などと共通のプラットフォーム上で構築されています。
皆さんの中には、オンライン商談やビデオ会議でZoom Meetingsを使っている、あるいはインサイドセールスの架電でZoom Phoneを使用しているという方もいるのではないでしょうか。Zoom Revenue Acceleratorはこれらの使い慣れたツールの延長上にあるため一貫性があり、利用者はツールを扱うための新たな知識やスキルを習得する必要はありません。
さらに、当社は優れたオンボーディングシステムも提供しています。営業マネージャーや現場の担当者、システム管理者がZoom Revenue Acceleratorを最大限に活用できるようサポートしますので、導入初日から活用効果を実感することができるでしょう。
また、架電、商談、分析のツールをひとつのプラットフォーム上で利用することで、ITツールの数を減らしコスト削減を実現することも可能になります。
──AIへのアプローチに関して、Zoom独自の特徴はありますか。
ZoomのAIへのアプローチには、3つの主要な柱があります。ひとつが「Responsible(責任感)」。プライバシー保護やセキュリティを充実させ、顧客が確実に保護されることを保証することです。ふたつめが「Empowerment(エンパワーメント)」。優れた機能を持ち、効果的で使いやすく、価値の高いものでなければなりません。
そして3番めの柱が、ひとつのAIモデルに依存せず、さまざまなAIのプラットフォームを採用した「フェデレートアプローチ」です。つまり、Zoom独自のAI モデルと、OpenAIやAnthropicといった業界をリードするAIのモデル両方を採用したAI基盤を構築しています。
実際にフェデレートアプローチがどのように機能するか例を挙げましょう。たとえばZoom Revenue Accelerator上のミーティング要約や文字起こしの機能には、Zoom独自のAIモデルが採用されています。一方で、通話・商談内容に基づき顧客へのフォローアップメールを自動で提案してくれる「メール作成」機能においては、その分野により優れたOpenAIのモデルが採用されています。
こうした独自のアプローチにより各業務に最適なAIが採用され、顧客にスムーズで心地良い体験をお届けすることが可能になるのです。