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営業の仕事は「売る」ことなのか? 「Buyer Enablment」をめぐる冒険

2024年7月12日(金)13:00~18:20

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なぜトップ営業スタッフのまわりは話が盛り上がるのか?


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 あなたのまわりに「この人がいると話が盛り上がる」といった人がいないだろうか? 会社でも飲み会でも、とくに目立って話をしているわけではない。しかしなぜかいつもより会話が弾んでいく。こういった人がいると楽しくなるものだ。そして、逆の人もいる。たとえ盛り上がった場であっても、その人が何か発言するたびにシラケていく。こういった人は嫌われるし、営業スタッフであれば間違いなく苦戦する。トップ営業スタッフは、“場の空気を読んで盛り上げる”力がある。今回は場を読んで盛り上げる人、読まずに盛り下げる人について比較しながら紹介させてほしい。

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お客様から“よくある小話”を聞いたらどうする?

 仕事でのこと。打ち合わせが終わり、雑談タイムになった。そこでAさんが筋トレについて興味深い話をしていた。内容は「重いものを持つより、軽いものを持って筋肉を刺激すると良い」というもの。そのほうが故障もしないし、安全に筋肉がつけられる。なによりAさんの筋肉のついた体が効果を証明していた。そこに集まる人たちは、「それは良い方法だ。さっそく取り入れてみたい」と言って盛り上がっていた。

 盛り上がりがピークに達したころ、Bさんが「その方法は少し前から言われるようになっていて、最近は主流ですよ」と言った。運動に詳しい人にとって、こういった理論は常識なのかもしれない。しかし、その場でわざわざ言う必要があるのだろうか? いっきに場がシラケたのは言うまでもない。

 Bさんは場の空気を読まない人である。本人は「正直に事実を伝えただけ」と思っているかもしれないが、こういったひと言を言う人はだんだんと敬遠される。悪気はなくても、場がシラケるひと言を言ってしまう。こういった人があなたのまわりにもいないだろうか? もし、盛り上がっている席で“自分がひと言口をはさんだ途端、静まり返った”という経験があるのなら、今後は十分注意する必要がある。

 人の話を聞いて「そんなのは当たり前だ」と言えば当然その場はシラケる。トップ営業スタッフはそういった愚行はしない。

 たとえばお客様から“よくある小話”を聞いたとする。今まで散々聞いた話だし、新鮮さもない。たとえ聞き飽きている話でも「なるほど、面白いですね!」と初めて聞いたように受け答えする。さらには「それってどこで勉強されているのですか?」と話を掘り下げていく。このように言われればお客様もさらに話したくなるだろう。トップ営業スタッフはお客様との会話の中で、「どう返せば相手がもっと話したくなるか?」と常に考えているのだ。

 トップ営業スタッフは場を盛り上げるのがうまく、苦戦している営業スタッフは知らず知らずのうちに場を盛り下げる。これを実感した出来事があった。

次のページ
盛り下がった場でトップ営業スタッフはどう動く?

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この記事の著者

営業サポート・コンサルティング株式会社 代表取締役 菊原智明(キクハラトモアキ)

群馬県生まれ。大学卒業後営業の世界へ。「口ベタ」、「あがり症」に悩み、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。その後訪問から”営業レター”に手法を変えたことで4年連続トップの営業マンに。2006年に独立、講演活動、研修を行っている。2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を伝えている。2019年までに56冊の本を出版。ベストセ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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