トップ営業スタッフが高級な手帳を使う理由
私は営業スタッフにお会いした際、必ず持ち物をチェックする。今はスマホ、パソコン、タブレットなどをうまく使って仕事を進めている人が多い。そういったデジタルツールもいいがアナログツールも見逃せない。
これほどまでにデジタル化が進んでいるが、アナログ手帳を使っていない人は意外にも極めて少ない。これまでお会いしたトップ営業スタッフで“デジタルツールのみで、アナログの手帳を持っていない”という人はほとんどいなかった。
手帳は営業スタッフの持ち物の中でもっとも影響力が大きいツールである。使っている手帳を見るだけで“売れている営業スタッフ”なのか、それとも“苦戦している営業スタッフ”なのかがおおよそ見当がついてしまう。トップ営業スタッフは総じて手帳にこだわりを持っており、質の良い物を使っている。その逆にダメ営業スタッフは安っぽい手帳を使ったり、粗品でもらったような手帳を使っていたりする。
経験上だが、手帳の金額と営業成績は正比例しているように思える。私は営業の研修で「お客様は営業スタッフ持ち物をよく見ているので、良い印象を与えるものを選んで使ってください」といった話をする。スーツや時計はもちろんのこと、手帳、カバン、スマホ、パソコン、タブレット等も見られている。結果を出している人はそれを意識して持ち物を選んでいる。自分の好みで決めるのではなく“お客様からどう見られるか”を重視して決めているのだ。