トップ営業がいなくなる=誰もが成果を出せる時代に?
「トップ営業」がいなくなる日が来るかもしれない──。筆者は本気でそう思っている。
いま、世界の営業が変わろうとしている。実は、営業スキルはダイエットと同じで、本当は再現性があるものだ。ダイエットが科学されているように、海外では営業も“科学的”に結果を出せるという認識が広まり始めている。
具体的には、商談内容の重要なデータを集め、クライアントが関心を示した箇所や重要情報を可視化し、より最適な商談を調査・分析することで、個人頼みの営業から、どの営業担当者でも再現性のある“成約確率の高い商談”ができる時代にシフトしつつあるのだ。
そう、いま営業に大きな変化が生まれている。このようなツールの普及は、結果を出したいという意欲とやる気さえあれば、誰もが結果を出せるようになる社会がおとずれることを意味する。
個々人がお客様に聞くべきことを聞き、話すべきことを話す。そして、チームで一次情報に基づいて議論を交わして作戦を練る。誰もが成果を上げられ、「トップ営業」がいなくなる日が来るかもしれない──。そこに至るプロセスをいくつかのエピソードとともに説明しよう。
今回はブリングアウトへの出資を発表したジャフコの高橋イリア氏との対談をお届けする。
過去、投資した企業の内、1,000社以上が上場しているジャフコ。出資を決めたその背景は──?