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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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営業の仕事は「売る」ことなのか? 「Buyer Enablment」をめぐる冒険

2024年7月12日(金)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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2025年「トップ営業」がいなくなる日

ChatGPT活用の先で、トップ営業に求められるスキルとは?

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 2025年、「トップ」営業はいなくなる──? 本連載では、商談の可視化と効率化を支援するセールス・イネーブルメントのツールを展開するブリングアウトの中野慧さんが、日本のSales Techを取り巻く最新事情をインタビュー。AIやテクノロジーの発達で営業スキルの標準化が進むと、「トップ」営業はいなくなるのか、それとも──。 第5回は、特別編。GPTのような大規模言語モデルの台頭により、ホワイトカラーの仕事にどのような変化がもたらされるのかについて、大学院時代から自然言語処理・機械学習・データ解析領域の研究を積み重ねてきたNLPeanuts合同会社の代表取締役・叶内 晨(かのうちしん)さんと中野さんの対談をお届けします。生成AI時代に求められるトップ営業のスキルとは。

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「AIがあなたの仕事を奪う」このような言葉が流布されるようになって久しい。

 日々、AI関連のさまざまな技術革新のニュースが流れているが、中でも大きかったのはChatGPTの登場だろう。すでにこのツールを活用し、生産性や効率性を向上させた企業は少なくないはずだ。

 大規模言語モデルの普及は世の中のトップ営業をどのように変えるのか、あるいは営業のあり方そのものを変えてしまうのか──。

ChatGPT活用の流れは止まらない

中野(ブリングアウト) ChatGPTの登場はビジネス業界のみならずあらゆる業界に衝撃を与えました。改めて、叶内さんはChatGPTをどのように評価していますか。

叶内(NLPeanuts合同会社) 非常におもしろい動きだと思っています。対話型のユーザーインターフェースとそれに合わせた学習の工夫が大衆に刺さり、多くの人が認知することとなりました。NLP(自然言語処理)を研究してきた身としてはすごく嬉しいです。

中野 ChatGPTは、GPTという大規模言語モデルの“脳みそ”を使ったチャットサービスです。GPTの可能性という点ではChatGPTがこれ以上はないほどに示してくれましたね。

ブリングアウト 中野

叶内 はい。ChatGPTは対話型UIで誰でも容易に試すことができるので、アイデア次第でさまざまなサービスが生まれる可能性があります。

中野 私が代表を務めるブリングアウトも、4月にChatGPT対応版の提供を開始しました。目的は商談データを収集し、ホワイトカラーの生産性や効率性を向上させることです。

「商談のログをとるなんて……」から雰囲気が一変した2023年

叶内 早期にChatGPTの導入を決めた理由はあったのでしょうか。

中野 大規模言語モデルに着手しないとビジネスに乗り遅れるのでないかという危機感からです。この流れは不可逆的なものだと思っています。

叶内 今後は、どれだけAIを効率的に活用しているのかで企業の業績に差が生まれてくるかもしれませんね。これまではぼんやりと「AIでホワイトカラーの仕事が変わるかも」という雰囲気でしたが、ChatGPTの登場により大規模言語モデルでできそうなことが経営層にも認知されてきました。2023年の上半期は、「自社のデータでこんなことが試せるかも」と、データ蓄積と活用の動きが加速した印象があります。

中野 営業の変化という点で言えば、これまでは「商談のログ(録音)をとるなんて……お客様に失礼では?」という懸念からログ取得がスムーズに進まない課題がありましたが、その流れも大きく変わってきているのを感じます。

 ChatGPTの台頭により、議事メモや要約など、ログをとる側にとってわかりやすい明らかなメリットが生じるため、多少の気まずさを乗り越えてログ取得に踏み出す企業も増えていそうです。

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ChatGPTが得意なこと 営業組織でどう活かす?

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この記事の著者

中野慧(ナカノケイ)

Bain & company での7年間のコンサルティング経験の後、リクルートにてスタディサプリ小中学生領域事業責任者および新規事業開発部長を歴任。その後HR Startup CEOを経て、Bring Out創業。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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