営業×お客さま×OPEN HUBの共創で社会を変える
――ウィズコロナ時代はまだ続いていきそうです。「リアルとバーチャルの融合」によって、どのような共創が生まれていくのでしょうか。
リアルな場でセミナーを実施していたころ、営業担当者はそれらの情報を活動に活かすことに苦労していたのではないでしょうか。一方でコロナ禍以降増加したウェビナーは、これまで以上に多くの方にリーチしやすいうえに、どんな方が見ているかというデータも取得しやすくなりました。お客さまの嗜好を理解したうえで、次回のウェビナーを提供していくことも可能です。
では、オンライン上の関係構築が一般化してきた中で、リアルな「場」がどんな意味を持つかですが、ひとつはバーチャルで関係を深めた人と、リアルの場でも接点を持ち、より深い関係を築いていく使い方があるでしょう。ただ、我々もフレキシブル・ハイブリッドワークを実施しているため、お客さまが共創スペースに訪問した際、専門の人間がいない可能性もあります。それでも、その場に行けばリモートで遠隔地にいるカタリストとすぐにつながり、オンライン上でディスカッションやワークショップを体験できる予定です。
リアルとバーチャル、どちらからの参加も可能にすることで、さまざまな業界や、東京以外の地域の方もワークショップに参加できます。これまでにない接点が生まれることで、発想も広がっていく場にしていきたいという狙いがあります。
――10月に開催された「NTT Communications Digital Forum 2021」も職種や立場を限定しないセッションがバーチャル上で混じり合っていて、印象的でした。OPEN HUBのこれからのチャレンジについて教えてください。
引き続き、お客さまや我々の共創の事例を数多く発信していきます。そのためにも、持続可能な社会を実現できるような「変化を起こすビジネス」を多数つくりあげていければと思います。
たとえば、「カーボンニュートラル」「脱炭素」は最注目の領域です。先日、欧州が自国・地域のデータ主権保護を目的に構想を進めているデータ流通基盤「GAIA-X」との連携を行い、相互接続可能なプラットフォームのプロトタイプを構築したことを発表しました。国内外のパートナーが現在トライアルを実施していますが、これにより産業全体の効率化や脱炭素・資源循環が実現される予定です。弊社は、そのためのデータ流通を安全に行うところで貢献しているのですが、これは世の中を変えていく取り組みのひとつだと自負しております。
――社会が達成していくべき目標に、企業間で取り組むのも素晴らしいですね。2022年に向けて、新たなチャレンジに向かおうとする営業組織にメッセージをいただけますか。
2020年以降、世の中は間違いなく大きく変化しました。営業組織の皆さまにとっては苦しいことも多かったと思いますが、世の中が変われば、自ずと新領域でのビジネスチャンスが増えていきます。ぜひ営業組織の方々には、お客さまと一緒にOPEN HUBというプラットフォームに参加していただきたいです。新時代の営業活動の選択肢のひとつとして共創の場を活用いただき、営業組織として達成したい売上向上も、一緒に実現できればと思っています。
――お客さまと共創を進めるための技術やリソースが少ない営業組織も多いはずですから、ぜひ活用していただけると良いなと感じました。本日はありがとうございました!
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