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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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あたらしい営業のキャリア

デキる営業を「完コピ」しろ――元芸人が語る営業パーソンのコメディケーション戦略

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 まずは一言一句徹底的に「デキる人」をコピーしろ――。そう語るのは、2018年にお笑い芸人のセカンドキャリアを支援する株式会社俺を設立した中北朋宏さんだ。元芸人という異色の経歴を持つ中北さんは、27歳の時に初めての就職活動を経て人材コンサルティング会社に営業職として入社した。お笑い芸人時代に培ったトークスキルを活かし、滑り出しこそ順調だったものの、営業職に配属された途端、苦戦を強いられた。「名刺交換のやり方すらわからなかった」状態からトップセールスへと食らいついた軌跡から、営業として成長するためのヒントを探っていく。 

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「普通のサラリーマンとは違う」 尖っていた新人時代

――現職に至るまでのキャリアをかんたんに教えてください。

大学2年生のときに大学を中退し、お笑い芸人を志して吉本興行の芸人養成所に入所しました。卒業後は、先輩に「どぶろっく」さん、後輩に「ANZEN漫才」などがいる浅井企画に所属しましたね。ただ私自身はなかなか芽が出ず、27歳のときに株式会社シェイクという人材コンサルティング会社へ入社し、お笑い芸人からサラリーマンに「ジョブチェンジ」しました。

そこでは、5年くらいでトップセールスの成績を納めることができまして、最終的には若手を教育するトレーニングマネージャーという役職につきました。その後、ベンチャー企業からヘッドハンドを受けて人事責任者を任されたのち、2018年2月9日に2社からの出資を受けて、「株式会社俺」という会社を設立し、現在に至ります。

 

――芸人活動を経て、27歳で初めての就職活動を経験されたとのこと。就職活動中、どのような点を意識していましたか?

自分自身、芸人に対してとことんやりきったつもりでしたし、正直、売れていく後輩への嫉妬心もないとは言えなかったので……お笑い界以外の世界を経験したい想いが強くありました。一方で、学生時代から芸人として活動する中で、とにかくたくさんの人によくしてもらった経験があったので、「人」を軸にした仕事へのこだわりを持って就職活動に臨みました。そうした背景から人材紹介やコンサルティング業を調べていく過程で、「人事のコンサルティング」に興味を抱いたんです。

とはいえ、応募先を探していた際、人材紹介会社の担当者からは「あなたの経歴では人事コンサルティングは無理ですよ」と言われていました。「なんでこの人にそんなこと決めつけられなきゃいけないんだ」と憤りを感じましたね。そしてこの悔しさが、現在のビジネスの基礎になっているようにも感じます。結局、「無理ですよ」と言われた人事コンサルティング会社の求人に紹介会社を介さずに応募し、自分の力で内定を勝ち取りました。

――芸人から一転、「営業職」の仕事はいかがでしたか?

入社後しばらくの間は、いわゆる「テレアポ」を1ヵ月ほど経験したのですが、驚くほどすぐに成果が上がり、上司からもおおいに褒められ、我ながら最高のスタートをきりました。リストを自分で作成して、電話をかけて回るだけで、毎月20万以上のお金が入ってくる。そして、多少サービスの詳細を理解していない部分があっても、長く話をして、上手くアポイントにつなげることができれば、あとは営業部の人がなんとかしてくれる――「社会人ってなんて楽なんだろう!」と、入社当初は正直「仕事」を舐めていました。周囲に対しても、有名人と時間を共にし続けきた自分は「普通のサラリーマンとは違う、負けるわけがない」とも思っていました。尖っていましたね。

しかし、その後に配属された営業部では、見事に鼻を折られました(笑)。入社直後の順調な滑り出しが嘘のように、成績ががた落ちし、苦戦を強いられました。専門知識もなければ、お客様と何を話せばいいのかもわからない。また、社内・社外にかかわらず、「何を聞けばよいのか」も「何を聞いてよいのか」もわからない。そもそもの経験・知識が乏しかったので、先輩に業務上の相談をしてもいまいち理解ができず、日々「足し算しか知らないのに、掛け算を教えられている」ような感覚でした。結局、数値目標は1年間で半分にも満たず、トレーナーに叱られる日々でした。

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自分自身の育成計画表を作成し、上司を「完コピ」した

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この記事の著者

井上晃(イノウエアキラ)

ITライター・エディター。モバイル業界を中心に取材し、IoTやロボットなどを含め、多岐にわたるテーマの記事を雑誌やWebメディアで執筆。雑誌・ムックの編集にも携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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