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取引のベースは「情」から「信頼」へ/オンラインだからこその気配りを[minne×シヤチハタ対談]

2020/11/30 07:00

 2020年5月、クラウド会計ソフトなどを提供するfreee株式会社を中心に立ち上がった「#取引先にもリモートワークを」プロジェクト。賛同企業は、自社だけではなく取引先のリモートワークを可能とするアクションを設定し、互いにリモートワークが行える環境構築を進めていく。たとえば、見積もり書などの送付を電子メール添付で可能にしたり、オンラインの打ち合わせを推奨したりすることなどが挙げられる。SalesZineではアクションを実行し、リモートワーク下でサービスの導入や運用を進めた企業の営業担当と顧客への対談インタビューを実施。普段はなかなか明かされることのない、顧客と営業のやりとりや関係性を赤裸々に語ってもらう。

専任営業担当ナシで広告提案から制作・公開まで実行

今回お話を伺ったのは?

  • [顧客側]シヤチハタ株式会社 営業統括部 販売促進課 増田凪沙さん
  • [営業側]GMOペパボ株式会社 minne事業部 「minneとものづくりと」 編集長 中前結花さん
  • [導入サービス] 「minneとものづくりと」内、広告プロモーション施策
 
中前さん/増田さん

――おふたりのお役割からうかがえますか。

中前 ハンドメイドマーケット「minne」が運営する「minneとものづくりと」という読み物メディアの編集長をしています。「minneとものづくりと」は、前身であるオウンドメディア「minne mag.」から2018年に名前を改め、「minne」の情報のみならず、「ものづくり」に関わるあらゆることを取り扱うメディアに生まれ変わりました。各地の伝統工芸の情報なども扱いますし、企業やブランドの商材をプロモーションする広告記事も、おかげさまで数多くご依頼いただいています。

増田 スタンプや文房具メーカーであるシヤチハタで、アートクラフト商品などのプロモーションを行う販売促進課に在籍しています。ウェブプロモーションだけでなく、見本市などのリアルなイベントの担当もしています。

――中前さんが、「記事広告」を提供するなかで抱えていた課題はありますか。

中前 いちばんの課題は、社内の問題ではありますが、専任の営業担当者がひとりもいないことです。私自身が編集長業務を行いながら、広告代理店さんとの交渉やクライアント様への提案も日々担当しています。さらに、企画設計の段階では作家さんとコミュニケーションを取り合いながら、取材や執筆を行い、広告記事をつくり上げるところまでを担当することも非常に多いんです。

 現在、編集部は6名体制で、記事もすべて内製し毎日2本ほどアップしています。営業と編集を兼任で行いながら、目標の売上金額も達成していく必要があるので、どのようにクオリティを下げずに「クライアント様」「作家さん」両者と満足のいく広告コンテンツを作り上げていくべきか、常に試行錯誤しています。

――今回、出稿主(=購買側)である増田さんは、普段から購買に関する課題はありますか。

増田 普段からユーザーの情報だけでなくあらゆる媒体の情報も吸い上げたうえで、企画をしていくために「視野を広く持つ」ことを意識しています。しかし、アンテナを広く張っていてもウェブメディアは本当に数が多くて探すのも大変ですし、選ぶ時点でまず悩んでいました。ウェブのプロモーションはとくに、すぐに売上に直結する類のものではない分、どのメディアでどの手法がベストなのかはシビアに判断しています。

――今回の取引スタートの経緯を教えてください。

増田 ハンコアートの作家さん向けの新商品を発売することになり、プロモーション方法を検討していたところ、以前参加したイベントでハンコ作家さんたちの名刺の裏に「minneで販売しています」とQRコードが掲載されていたことを思い出しました。ハンドメイドの作品と言えば「minne」のイメージも強くあり、こちらから問い合わせさせていただきました。

中前 「新しいスタンプパットの販促」ということで、新商品の詳細をうかがうほどに、ぜひ「minneとものづくりと」でお手伝いさせていただきたいと思いました。「minne」にはたくさんのハンコ作家さんがいらっしゃいますし、新しい素材や商材、ましてや信頼できるメーカーであるシヤチハタさんの新商品であれば、きっとみなさん試してみたいのではないかと考えたからです。そこで、ぜひという思いをお伝えしたく名古屋出張の機会があったときにうかがい、ご挨拶させていただきました。

――今回の取引に関しては完全オンラインだったのでしょうか。

中前 これまで3つの施策でご一緒させていただいており、ひとつめは昨年の冬でした。ただ、もともと東京と名古屋でお互いの拠点が離れているため、1度目のご挨拶以降は、メールや電話のやりとりを多用していました。当社は1月末から新型コロナウイルス感染拡大の影響でフルリモート体制になっていたこともあり、3月と6月に実施した企画に関するやりとりも、完全にオンラインで実施しましたね。

増田 いちばん不安だったのは、「撮影」です。商品の見せ方においても重要な部分ですし、立ち合う予定だったのですが急遽お任せすることになりました。

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