ぐるなびは、生成AIを用いてぐるなび全体の技術革新・DXを図る「ぐるなびNextプロジェクト」の本格始動を発表した。
本プロジェクトは、同社が2023年9月に設立した部署横断組織の「生成AI CoE」が推進しており、これまでメディアの強化、業務改善、さらに生産性向上を目的に、新規サービスの導入をはじめさまざまな施策を推進してきた。今回の本格始動により、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」や業務支援DXサービスへの活用をはじめ、社内生成AIツールの開発など、社内外におけるAIの活用を拡充し、「次世代食体験の実現」と「圧倒的な業務効率化」を目指す。
「ぐるなびNextプロジェクト」の概要
【Vision】
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次世代の食体験を創出
AIが導く体験を創造する。飲食店の選択肢をよりパーソナライズし、価値のある食体験を図る。
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業務の効率化
AIを駆使した自動化技術により、社員の負担を軽減し、クリエイティブな業務に集中できる環境を提供する。
【Mission】
- 飲食店探しの新時代を開拓する
- 膨大な飲食店情報を、生成AIを用いて整備・要約し、利用者が目的に合った店やメニューを容易に見つけられるようにする
- 社内業務で生成AIを積極的に活用し、全社の生産性を向上させ、営業・コンサルティング活動を含む人的サポートのオペレーションを自動化し、生産性とスケーラビリティを向上させる
ぐるなび CTO 岩本俊明氏のコメント
今回のプロジェクトは2023年に生成AI CoEを設立した後、アプリケーション開発組織とデータ組織を統合し、開発生産性の高い組織改革を実施してまいりました。これにより社内の改善活動の開発スピードが大幅に向上し、既にビジネスに直結する成果も出始めています。
生成AI技術は日々進化しており、そのスピードに対応するためには迅速な意思決定が欠かせません。特に技術開発においては、変化に柔軟に対応し、迅速に技術的な意思決定を行うことが成功の鍵となります。この進化に合わせた迅速な対応ができる体制が重要だと考えています。
生成AI技術の進化により、社員はよりクリエイティブな仕事に集中でき、その結果、弊社をご利用いただくお客様にさらに優れた体験を提供することを目指します。
今後はより多くの部署を跨いで高い生産性向上を目指していく予定です。