ヒューマンテクノロジーズは、従業員の勤怠をアナログな方法で管理している、中小企業(従業員数20名以上〜300名未満)の勤怠管理担当者110名への調査を対象に、中小企業の勤怠管理に関する実態調査を実施した。
【調査概要】
調査名称:中小企業の勤怠管理に関する実態調査
調査方法:インターネット調査(調査会社:IDEATECH)
調査期間:2024年4月11〜12日
調査対象と回答数:中小企業(従業員数20名以上〜300名未満)の勤怠管理担当者110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない
※アナログ管理について、本調査では「手書きの出勤簿」、「タイムカード」、「Excel管理」での勤怠管理を指す
約8割が、勤怠管理業務の「悩み」を実感
「Q1.あなたは、勤怠管理業務に悩みを感じることがありますか。」(n=110)と質問したところ、「とてもある」が40%、「ややある」が37.3%、という回答だった。
勤怠管理業務における具体的な悩み、「残業時間の管理が大変」や「遅刻や早退の確認が難しい」などが上位に
Q1で「とてもある」「ややある」と回答した人に、「Q2.勤怠管理業務における悩みを具体的に教えてください。(複数回答)」(n=85)と質問したところ、「残業時間の管理が大変」が57.6%、「遅刻や早退の確認が難しい」が48.2%、「労働時間の正確な記録が難しい」が38.8%、という回答だった。
「勤怠締め」の業務に時間がかかる理由、「打刻漏れや誤打刻の確認・修正作業が多いため」や「データ整理や集計が煩雑なため」など
Q2で「勤怠締めに時間がかかる」と回答した人に、「Q3.「勤怠締め」の業務に時間がかかる理由を教えてください。(複数回答)」(n=31)と質問したところ、「打刻漏れや誤打刻の確認・修正作業が多いため」が64.5%、「データ整理や集計が煩雑なため」が61.3%、「勤怠データの収集に時間がかかるため」が51.6%、という回答だった。
「記入ミス」や「エクセルに手打ちのため時間がかかる」などの理由も
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q4.Q3で回答した以外に、「勤怠締め」の業務に時間がかかる理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=30)と質問したところ、「記入ミス」や「エクセルに手打ちのため時間がかかる」など17個の回答を得た。
<自由回答・一部抜粋>
59歳:打刻機が故障することも多々ある為
36歳:記入ミス
52歳:エクセルに手打ちのため時間がかかる
42歳:紙ベースで行っているから
33歳:人の目でやっているので時間がかかる
42歳:作業人数が全体的に足りない。結果、業務に時間がかかってくる
43歳:タイムカードと実際の労働時間のズレ
毎月の「勤怠締め」業務に要する時間、「6時間~8時間未満(1日)」が33.6%でもっとも多い
「Q5.毎月の「勤怠締め」業務にどのくらいの時間を要していますか。」(n=110)と質問したところ、「6時間~8時間未満(1日)」が33.6%、「8時間以上(1日以上)」が28.2%、「4時間~6時間未満(半日以上)」が17.3%、という回答だった。
6割が、毎月の「勤怠締め」において、残業時間が「増加する」と回答
「Q6.毎月の「勤怠締め」において、残業時間が増加することがありますか。」(n=110)と質問したところ、「とてもある」が28.2%、「ややある」が31.8%、という回答だった。
勤務先の勤怠管理において、約8割が、システムの導入を「検討したことがある」と回答
「Q7.お勤め先の勤怠管理において、システムの導入を検討したことがありますか。」(n=110)と質問したところ、「現在検討している」が41.8%、「過去に検討したことがある」が33.6%、という回答だった。
検討するも、導入に至らなかった理由、「導入や運用にコストがかかるから」や「システムに不慣れで設定・運用するのが難しいから」など
Q7で「過去に検討したことがある」と回答した人に、「Q8.検討するも、導入に至らなかった理由があれば教えてください。」(n=37)と質問したところ、「導入や運用にコストがかかるから」が29.7%、「システムに不慣れで設定・運用するのが難しいから」が27%、「経営陣や上司からの理解が得られないから」が27%、という回答だった。
勤怠管理業務において、システム導入時に求めること、「残業時間が管理できること」や「自動集計ができること」など
「Q9.勤怠管理業務において、システム導入時に求めることがあれば教えてください。(上位3つまで)」(n=110)と質問したところ、「残業時間が管理できること」が41.8%、「自動集計ができること」が39.1%、「勤務時間をリアルタイムで管理できること」が32.7%、という回答だった。