「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチは、コスモ石油が導入している調達・購買管理システム「SAP Ariba」に、システム利活用サービス「テックタッチ」が採用されたことを発表した。
「テックタッチ」導入の背景
コスモ石油では、CSR調達・持続可能な調達を進めるために、購買戦略企画・立案対応、業績管理、および業務・システムに課題があり、購買部門が目指す姿を実現するための仕組みを構築する必要があった。そこで、市況、将来ビジョンを見据えた新しい購買戦略を立案し、業績管理、業務・システムを永続的に実現可能とする仕組みを構築するために「SAP Ariba」を導入した。
■「SAP Ariba」導入後、直面していたシステムの課題
- 入力項目が多く、購買部門や要請部署(コンビナートや工場、SS(サービスステーション))従業員における作業負荷が高い
- 要請部署において、担当が申請に慣れていない、または処理頻度が少ない作業において、入力に長い時間を要するなど、作業効率が悪い
- 購買部門に対する要請部署・取引先からの操作方法や、入力内容に関する問合せが多く、購買部署が対応に多くの時間を要する
- 購買部門・要請部署での入力間違いによる、作業やり直し等の発生による業務負荷が高い
システム導入後に各所で生じていた入力ミスや業務効率の悪化を改善し、本来実現すべき購買戦略の実現や持続可能な仕組みを確立するため、コスモ石油ではテックタッチ導入に至った。
<「テックタッチ」採用により期待する効果>
- 入力が必要な箇所への誘導を「テックタッチ」で行うことによる、上記1〜2の解決および業務の迅速化
- マニュアル保管場所や、購買業務フローを「テックタッチ」によって明示することで、3を解決。購買担当者のコア業務注力をうながし、適正購買を推進
- システム活用時の体験改善による、EX(エンプロイー・エクスペリエンス)の向上
- 問合せをせずとも従業員が適切な申請を進行できる環境を整えることで、差し戻しを減らし、4の負荷を軽減
コスモ石油 購買部のコメント
ユーザーアンケートの結果、約4割程度(アンケート結果平均)の業務負荷が低減され、購買部門への問合せも軽減しました。購買部門/ユーザーの負担軽減と効率化につながっています。導入効果の確認と検証は引き続き行っていきます。