SBテクノロジーの子会社であるM-SOLUTIONSは、サイボウズが提供する業務改善プラットフォーム「kintone」と、Dialpad Japanが提供するパソコンから電話が可能になるクラウド電話「Dialpad」を連携させた「電話連携プラグイン for Dialpad」の提供を開始した。
「電話連携プラグイン for Dialpad」は、kintoneから直接ワンクリックで電話をかけることができるプラグイン。kintoneにある架電リストアプリ(※)を利用した架電から架電記録の入力までの業務プロセスを効率化する。また、kintoneから直接電話をかけるだけでなく、架電リストアプリに連動する架電履歴アプリ(※)を同時に起動して記録を残すことで、架電業務の一元管理が実現する。
※各社がそれぞれ利用している同様のアプリでも利用可能
背景
kintoneの標準機能には電話をかける機能は含まれておらず、kintoneで顧客の電話番号を管理している企業は、架電リストアプリの電話番号を見ながら電話をかけている。M-SOLUTIONSのインサイドセールスでも同様の架電を行っており、架電プロセスに課題があった。
このような背景からM-SOLUTIONSは、架電業務の効率化を図り「電話連携プラグイン for Dialpad」の開発を開始。社内で実用試験を行った結果、架電までの時間短縮により、架電回数が四半期で38%増(※)となり、架電業務の効率化を実現した。
※実用試験前2022年4月~6月と、実用試験開始直後2022年7月~9月の比較
「電話連携プラグイン for Dialpad」の特徴
kintoneからワンクリックで架電
架電リストアプリの通話ボタンをクリックすると、パソコンブラウザから即座に電話をかけることができる。架電リストアプリから直接電話をかけられることで、業務プロセスの簡略化が実現する。
受電時のスムーズな情報確認
同サービスを利用し電話をかけると、自動的にDialpadの連絡先にも顧客情報とkintoneの架電リストアプリを連携することができる。折り返しの電話があった際には、顧客の名前と該当するkintoneの記録をすぐに確認でき、適切な顧客対応を素早く行うことが可能になる。
架電記録を確実に入力・共有
電話をかけると同時に、各社の架電履歴アプリを立ち上げることも可能。架電結果のステータスを登録したり、電話をしながらメモを取ったりできることで、活動記録の入力忘れを防止する。活動記録を確実に登録できることで、架電チーム全員が抜け漏れなく情報を把握・管理できるよう支援する。