凸版印刷は、福岡県大牟田市に新たなシステム開発拠点「ICT KŌBŌ ARIAKE(アイシーティーコーボー アリアケ)」を開設することを発表した。
凸版印刷では、DX事業に関して「Erhoeht-X(エルヘートクロス)」 というコンセプトを立ち上げ、社会・業界・企業のデジタル革新を支援するビジネスに取り組むとともに、社内のデジタル変革を推進。DX事業の核となるシステム開発部門の体制強化を目的に、2020年4月には長野県飯綱町に「ICT KŌBŌ IIZUNA」を、2021年6月には沖縄県うるま市に「ICT KŌBŌ URUMA」を開設した。開発拠点の拡充による体制強化を図るとともに、地域の人々や企業との交流による新事業創出、現地の雇用拡大などの地域活性化を推進している。
今回、拠点増設の第3弾として、福岡県大牟田市にICT KŌBŌ ARIAKEを開設することが決定。DX戦略におけるシステム開発拠点の拡充と同時に、U・J・Iターン希望者の採用による移住者増加、多様な働き方の実現、長崎・佐賀・福岡・熊本をはじめとする有明海沿岸地域での採用拡大を通じた地域活性化にも貢献していく。
新拠点「ICT KŌBŌ ARIAKE」の特徴
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他拠点との連携にロスの無いネットワーク空間
65インチのモニターを通して東京やほかのICT KŌBŌと常時接続し、さらに社内ネットワーク上でのコラボレーションツールを活用することで、コミュニケーション・ロスが無い開発環境を実現。
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地元自治体との強力なパートナーシップ
企業との連携を通じて、地域活性化・イノベーションの創出を推進している大牟田市と連携。インターンシップ支援をはじめとするIT人材の育成や、先端技術の実証試験を行うフィールドの提供、地域企業の紹介など、大牟田市と一体となって、地域経済を活性化させる。
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歴史ある街でシステム開発業務を実施
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産をはじめとする歴史的施設を有し、2017年に市制100年を迎えた大牟田市の歴史と魅力を、地域住民とともに日本全国へ発信する。
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地域の歴史をオマージュしたオフィスイメージ
昭和11年に竣工された旧大牟田商工会議所をリノベーションした建物に入居し、サテライトオフィスの開設と同時期にリニューアルオープン予定。