Salesforceは、「Salesforce Flow」のオートメーション機能拡充を発表した。「Salesforce Customer 360」プラットフォーム上で、顧客のビジネスプロセスの自動化をサポートする。
Salesforce Flowの新機能
Salesforceは、Salesforce Flowに継続的に投資し、業務を簡略化する新機能によって生産性を向上する体験を提供している。従業員はデータに基づいた自動化の後に行動を起こすため、よりスマートに、少ない労力で業務を実行可能。大規模な開発作業を行うことなく複雑なビジネスプロセスに対処し、業務時間の短縮が期待できる。
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Flow in Slack
Slackのコラボレーション機能とSalesforceのローコードオートメーションツールの機能を組み合わせ、Salesforce Flowで構築したさまざまなビジネスプロセスをSlack内で実行できる。
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Flow Actions
Tableauのダッシュボードから直接、Salesforce Flowでワークフローを実行可能。インサイトの獲得からアクションの実行へスムーズに移行でき、複数のアプリケーションを切り替えて業務を行うことによって生じる問題を解消する。さらに、Flow Orchestrationにより、オートメーションを活用し、マルチステップとマルチユーザープロセスを簡略化する。
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Flow Integration
管理者・開発者はクリック操作であらゆるシステムのデータを統合し、あらゆるフローのプロセスを呼び出すことが可能。また、Flow RPAでSalesforce Flowにネイティブに統合されているMuleSoftの自動プロセスオートメーションテクノロジーを利用し、あらゆるレガシーシステムからデータを取り込んでアクションを実行し、ワークフロー内のすべてのステップをエンドツーエンドで自動化できる。
さらに、Salesforce Flowにはローコードテスト機能を搭載。管理者・開発者はコードを使用せずにフローの自動テストを作成可能。顧客はシステム上で実行されたすべてのオートメーションを単一ビューで確認し、バージョンを管理できる。
Slack関連の新機能詳細
Salesforceのオートメーションを活用
Flow in Slackにより、開発者はローコード機能を使用して、Salesforceのデータとアクションを完全にサポートしたSlackファーストのオートメーションを作成できる。
- ローコードツールを使用し、手作業のタスク(同僚やパートナーとコラボレーションするためのSlackチャネルの作成、チームへの最新のアカウントステータスの送信など)を完全に自動化。
- Slack内で繰り返し使用できるマルチステップのガイド付きオートメーションをSalesforce上、クリック操作のみで作成可能。
Salesforce上でSlackアプリを開発可能
Apex SDK for Slackを利用することで、開発者はApexでのコード記述およびBlock Kitの自動作成が可能になる。
Slack向けの開発においてミドルウェアを使用することなくコンテキストをカスタムSlack UIに組み込み、SlackにSalesforceのデータやメタデータを取り入れ、Apexを使用してSalesforceのレコードを取り込み、繰り返し使用できるビューを作成し、SalesforceとSlackの間でイベントをルーティングすることができる。
これらはSalesforceのデータセキュリティポリシーを順守しており、認証、ユーザーマッピング、信頼性により、チームが新しいコミュニケーションアプリの開発に集中できる環境を実現する。
また、Salesforceは、Salesforce Platform for Slackを使用して構築された複数のSalesforce for Slackアプリのベータ版の提供を開始する予定。
- Sales Cloud for Slackにより、販売チームへの最新の取引状況に関する通知を自動化。パイプライン分析用にSalesforce内に最新のレコードを保存し、迅速な取引成立に向けてチーム全体でのリアルタイムのコラボレーションを簡略化する。
- Service Cloud for Slackにより、大量のチャット招待をさまざまな分野のエキスパートに自動で割り当て、適切なエキスパートによる対応を簡略化し、効率的に顧客問題を解決する。
- Marketing Cloud for Slackにより、チームで迅速にコラボレーションし、マーケティングキャンペーンを実行できる。Account Engagement for Slackにより、販売チームは見込み客の出現をSlack内の自動通知で受け取ることができるため、見込み顧客への迅速なアプローチが可能となる。