ビズリーチは、無料のクラウド年末調整申告システム「HRMOS年末調整」を提供することを発表した。8月中旬より提供が開始される。
従来は紙で行われていた年末調整手続きだが、2020年4月以後に開始する事業年度の年末調整から、電子データによる対応が可能になった。
年末調整の電子化は、年末調整手続きに関する工数削減を可能とする。しかし調査の結果、現在も約5割の企業が「紙」で年末調整を行っていることが明らかになった。
- 調査概要:年末調整に関するアンケート
- 調査方法:インターネット調査
- 対象:全国のビジネスパーソン(課長・部長・役員・経営者層)
- 調査期間:2022年5月20日~2022年5月23日
- 有効回答数:536件
「HRMOS年末調整」の特徴
今回発表された「HRMOS年末調整」は、ビズリーチが運営する人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズのひとつ、クラウド勤怠管理システム「HRMOS勤怠」の新機能。ビズリーチの子会社であるIEYASUが開発・提供する。その特徴は次のとおり。
- 導入・利用が無料
- 年末調整の知識がなくても書類作成が可能
- スマートフォンやタブレットから入力可能
- 年末調整業務担当者の工数を削減する進捗管理・レポート画面
- 導入・設定・運用のサポートコンテンツ
IEYASU株式会社 代表取締役 川島 寛貴氏のコメント
HRMOSシリーズとして提供しているクラウド勤怠管理システム「HRMOS勤怠」は日本全国の人々を勤怠業務の手間から解放したいという思いで、使いやすく多機能のシステムを無料で提供しています。本システムを通じて、タイムカードのペーパーレス化を実現し、提供開始から多くの企業様に導入していただきました。現在は累計40,000社以上(2022年4月時点)にご導入いただいています。
企業の人事・労務担当の方と従業員の間では、勤怠業務だけでなく、さまざまな申告・書類提出に、紙でのやりとりが多く存在しています。年末調整業務も、電子化対応が推奨されているにもかかわらず、いまだに紙で対応している企業が多い状況です。このたび、提供を開始する「HRMOS年末調整」は、これまで「HRMOS勤怠」で培ってきた技術を「年末調整」にも生かし、導入コストを抑えて簡単に運用できるサービスとなります。
また、企業における人事・労務業務のデジタル化推進は、業務効率化の実現だけでなく、蓄積されたデータに基づいた戦略的な意思決定を可能とします。HRMOSシリーズを通じて、労務領域だけではなく、採用から入社後の活躍まで、データに基づいた人財活用を支援してまいります。