セールスフォース・ジャパンとデロイトトーマツグループのデロイトトーマツコンサルティングは、昨年より共同で実施している無償のIT未経験者向けDX人材育成プログラム「Pathfinder」の今年度募集規模を昨年の10倍となる1,000名に拡大したことを発表し、前期の受講希望者の申し込み受付を開始した。
「Pathfinder」は、2018年に米国Salesforceと米国デロイトが共同で開始したDX人材育成プログラム。調査会社のIDCが「2026年までに全世界で930万人の新規雇用を創出する」と予想した「Salesforceエコノミー」でキャリアを積むために必要な技術およびビジネススキルを身につけた人材を育成することを目的としている。昨年開始した日本版の「Pathfinder」ではアメリカでのDX人材育成実績やノウハウを日本のDXコンサルタントが日本の受講者向けにカスタマイズしており、CRMやSalesforceの知見、ビジネススキルを21週かけて集中的に習得できる構成となっている。
昨年は100名の受講者に対して、「CRM×デジタル」領域におけるビジネススキルトレーニング、Salesforce認定資格の取得支援、実践的なスキルを身に付けるための演習トレーニングを実施し、49名のSalesforce認定アドミニストレータ資格取得者を輩出した。また、受講者へのキャリア開発支援としては人材サービスを提供するWarisの協力のもと、Pathfinder修了者が参加するミートアップイベントを通じて、取り組みに賛同するSalesforceパートナー(NECソリューションイノベータ、toBeマーケティング、セラク、デロイト トーマツなど)各社に受講者の就職が決定した。
2022年度Pathfinderプログラム概要
目的
- CRMのビジネススキルとSalesforce技術の習得機会を提供
- Salesforceエコシステムでのキャリアを実現するための就業機会の提供
- 募集人数:1,000名(前後期各500名)
- 受講費用:無償(プログラム期間中に認定資格受験費用が別途かかります)
対象者
- 就職活動中・転職・再就職を検討中の方(2023年卒業予定の学生含む)
- IT未経験からキャリアチェンジを目指す方
- CRM・クラウドといった新たな技術・スキルを身に付けたい方
プログラム内容
- 全21週、各週7~10時間、累計約200時間の学習時間
- オンライン中心の学習環境
- Salesforce認定アドミニストレータ資格取得支援
- 演習形式で実践的な経験を積む総合演習
- 卒業生の新たなキャリアをサポートするキャリア開発支援
本プログラムにおける両者の役割
- Salesforce – 技術スキル取得支援、キャリア開発支援
- デロイト トーマツ コンサルティング – ビジネススキル取得支援