インターパークは、営業職を対象にインターネットで、インサイドセールスの認知度および実施状況、コロナウィルス感染拡大による外出自粛にともなうインサイドセールス活用状況の変化に関する実態調査を実施した。調査の結果は、次のとおり。
フィールドセールス5人に1人は月間100時間以上の移動 営業経費は毎月1万円以上が6割超に
営業にともなう移動時間(出張含む)
回答者の70%が、移動時間は月に30時間以上と回答。また18.3%は、100時間以上を移動に費やしているという結果となった。
営業経費(交通費・宿泊費等)
回答者のうち62%が、月に1万円以上と回答。また18.3%が、月間で5万円以上を交通費や宿泊費として使っているという結果となった。
インサイドセールス活用企業の6割が商談までインサイドセールスで実施
インサイドセールスで商談まで行っている割合は60%。従来は、インサイドセールス=アポ取りのイメージが強かったが、昨今の働き方改革や、コロナウィルス感染拡大にともなう外出自粛の影響により、オンライン商談が急激に普及したと推察される。
営業履歴を共有できているか否かでインサイドセールス活用状況に差
インサイドセールス導入企業に対し、顧客へのアプローチ履歴を社内で共有できているかと、インサイドセールスで集めたデータを活かして受注に繋げられているかをたずねた。
その結果、情報共有できているかどうかで、受注に繋げられているかの結果が1.5倍以上の差となった。また、「非常に受注に繋げられている」の回答が、「情報共有できている」では11.6%あったのに対し、「情報共有できていない」では0%だった。
また、外出自粛本格化の3月以降にインサイドセールスを導入したという回答者のうち、9割が収束後もインサイドセールス継続意向を示した。
回答者コメント
- 外出自粛を受け初めてウェブ会議を経験したが、移動時間も要らないし、ウェブで十分だと思う。
- 行く必要が無かったことがわかったから。オンラインで十分と思ったから。
- 営業にともなう移動時間がなくなり、生産性が上がったことで残業が減った。
- 移動時間が短くなり身体的にも楽だし、能率が上がる気がする。
- 移動する時間がもったいないと思うようになった。
- これを機会に働き方を変えていきたい。
調査概要
- 対象者:全国における、現在営業職に就いている社会人
- 雇用形態:正社員・パート・アルバイト・派遣社員
- 調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースを元に実施、同社サービス会員登録の状況については不問)
- 実施期間:2020年5月16日~5月19日の4日間
- 有効回答数:500件