「BtoBプラットフォーム 請求書」を提供するインフォマートは、「Concur Invoice」を提供するコンカー、愛知県春日井市と協業し、インフォマートとコンカーのサービスを活用して、春日井市における業務プロセス改革を目的とした実証実験を開始することを発表した。
春日井市では、年間7万件以上の支払書類を会計課が審査し支払いを行っているが、請求書や契約書が紙のため、目視による多重の確認作業が職員の負担となっていた。また、小中学校では、支払い事務のため学校から教育委員会へ請求書を送付する必要があり、処理に時間がかかるという課題があった。
今回、実証実験として、春日井市のICT推進室を中心に、教育委員会・会計課において、インフォマートのBtoBプラットフォーム 請求書とコンカーの請求書管理クラウドであるConcur Invoiceを導入。請求書を電子データ化することでの業務負荷の大幅軽減と高度なリスク管理を目指し、業務プロセスの効率化とペーパーレス化の有効性を検証するという。あわせて、電子化したデータを分析することにより、市役所内の他部署との情報共有やさらに高度な予算管理マネジメントを行う手法についても模索していく考え。
Concur Invoiceでは、受取から承認までの手順をクラウド上で管理できるほか、規程チェックを自動で行うことで、承認者や会計担当者の確認作業ならびに管理業務の負担を軽減、業務効率化が見込める。さらに、Concur Invoice上で保管された予算執行データはシステム上で検索できるため、監査対応の負担軽減や、紙の証憑の保管コストも削減できるという。
また、BtoBプラットフォーム 請求書とConcur Invoiceを連携し、BtoBプラットフォーム 請求書で発行された電子請求書をConcur Invoiceに反映することで、手入力業務を削減、大幅な業務効率化が見込めるほか、誤入力などの人的ミス防止、紙の請求書の保管費といったコストの削減が可能になるとのこと。