学情は、テレワークの実施が20代の転職意識にどのような変化をもたらしているかを調べるため、4月に20代専門転職サイト「Re就活」に登録した会員を対象にアンケートを実施した。
テレワークを実施する転職希望者は70.4%が「時間ができたこと」で転職活動に積極的に
テレワークを実施している転職希望者は、70.4%が「時間ができたこと」で転職活動に積極的になったと回答。一方、テレワークを実施していない転職希望者は、「時間ができたこと」で転職活動に積極的になったという回答は約半数は46.7%にとどまった。
テレワークを実施している人のほうが「時間ができたこと」を理由に転職活動に積極的になった割合が23.8ポイント高くなっている。
テレワークを実施する転職希望者は「早めに動き出した」傾向か
「今転職活動をしようと思った理由」では、テレワークを実施している人は「景気が悪くなる前に転職したいから」という回答が、テレワークを実施していない人より32.5ポイント高くなった。「より成長性や安定性の高い企業で働きたいから」の回答も、テレワークを実施している人の方が14.1ポイント高くなる結果となった。
一方、テレワークを実施していない人のなかでは、「もともとこの時期に転職活動を予定していたから」を除くと「より成長性や安定性の高い企業で働きたいから」に次いで「スキルを身に着けたいから」という回答が目立った。
転職希望時期は「今すぐ~3ヵ月以内」の希望が昨年同時期比11.7ポイント増加
転職希望時期は「今すぐ~3ヵ月以内」の回答が76.7%を占めた。昨年同時期に実施した会員アンケートでは、同回答は65.0%でであったことから、早期に転職したいと考える転職希望者が増加傾向にあることがわかる。
今転職を希望する理由としては「新型コロナウイルスの影響で、休業しているから」や「新型コロナウイルスの影響で、転職先への入社が無期限で延期になったから」など、新型コロナウイルスの影響により転職活動を余儀なくされたとの声が寄せられた。
一方で、「外出自粛により選考に参加できないので、情報収集だけは進めておきたい」という声も多かった。
調査概要
- 調査対象:20代専門転職サイト「Re就活」に4月に会員登録した、サイト来訪者
- 調査方法:「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
- 調査期間:2020年4月21日~2020年4月24日
- 有効回答数:391名