コミュニティの運営とユーザー、双方向の「恩返し」
瀬崎氏と「Sansan User Forum」の出会いは、前職時代に遡る。当時からSansanのユーザーであった瀬崎氏は、Sansanのソリューション活用の取り組みにおいて、「Sansan Innovation Award」を受賞した。これをきっかけに、コミュニティが果たす役割の大きさを実感したという。
その後、2021年には初代の「Sansan Navigator」に選出された。異例の3期選出を経験する中で、コミュニティ内で活発に投稿・レスポンスを行ったり、Sansan主催のユーザー向けイベントでブースに立ったりなど、まるで運営の一員のように活動している。
「Sansan Navigator」とは、運営に限りなく近い立場で、ともにコミュニティを盛り上げるロイヤリティーユーザーを指す。
「コミュニティはなんといってもユーザーが主役です。『運営がすべての企画をリードするのではなく、ユーザーの意思を込めたい』という想いから、2021年のコミュニティ再編と同時にこの制度を立ち上げました」(一方井氏)
Sansan Navigatorは毎年5~6人が選出され、これまでに延べ30名が「Sansan User Forum」のエンゲージメント向上に携わってきた。高いエンゲージメントを誇るコミュニティの文化をどのようにつくってきたのかと宮川氏。一方井氏は、Sansan Navigatorとの1on1でコミュニティを運営する目的と理想を伝えること、運営・ユーザー・その先にいる関係者の「三方良し」をぶらさない設計のふたつを挙げた。
コミュニティの発展に尽力してくれたSansan Navigatorに対して、限定イベントへの招待やプロダクトに関する先行トライアルの案内など、コミュニティを通した「恩返し」も企画していると語る一方井氏。この発言を受けて、瀬崎氏は「むしろ、こちらがSansanに恩返ししたい」と言う。
「コミュニティユーザーの中には、新たな施策やツールの利活用推進で悩んでいる方も多く、Voyagersの取り組み事例や施策への向き合い方、チャレンジへのヒントを得る機会を求めています。Sansan社内においてコミュニティのプレゼンスが高まり、Sansanとしてコミュニティ運営にさらに注力できるようになれば、結果として、わたしたちにとってはコミュニティを通じてヒントを得る機会が増えていきますよね。コミュニティを通じて活用推進のヒントが連鎖し、自社での取り組みが加速すれば、推進チームのプレゼンス向上にもつながり、活動の幅が広がります。これは、私自身も過去の表彰を通じて実際に経験してきました。コミュニティを通じて、私自身が成長できたことは間違いありません。これまでの経験をほかのVoyagersにも共有したいという想いも込めて、コミュニティ運営に恩返しをしたいのです」(瀬崎氏)
