ベルフェイスは、開発・販売するSalesforce AI入力アプリ「bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)」が、スキマバイトのマッチングプラットフォームサービス「タイミー」を提供するタイミーに導入されたことを発表した。

導入の背景/導入プロセス
タイミーでは、人材紹介業としてタイミーというスキマバイトのマッチングプラットフォームサービスを提供している。事業成長に伴い営業活動量が拡大する中で、Salesforceへの活動記録入力に多くの時間を要し、営業担当者が本来の顧客対応に集中できない状況が課題となっていた。
加えて、営業担当者によって入力内容の粒度にばらつきがあることで、上長が営業の状況を正確に把握するために別途社内打ち合わせを設ける必要があり、顧客に向き合う時間をさらに圧迫していた。
こうした背景からタイミーでは、複数のツールでPoCを実施し、要約精度、ユーザーの操作性、Salesforce連携仕様、管理のしやすさなど約30の観点から総合的に選定を行った。
その中でも、とくに要約精度とアプリ立ち上げからSalesforce連携完了までのシームレスな顧客体験が決め手となり、大手企業担当チーム・中堅中小企業担当チームを合わせた営業部門全体で、Salesforce入力効率化と営業管理体制の標準化を実現するため、bellSalesAIの導入に至った。
導入後の効果
bellSalesAIが具備する要約精度・リアルタイム性・Salesforceへの自動連携仕様の組み合わせにより、基本的には要約完了直後に、遅くとも当日中には、Salesforceに活動記録が残るようになった。また、Salesforce連携完了のタイミングで、上長にメンションするかたちでSlack通知し、スピーディーに上長が商談内容を把握できる仕組みを構築している。
Salesforce入力時間の削減
- 95.2%のユーザーが、商談後のSalesforceへの入力時間を削減
- 入力時間削減に成功したユーザーのうち約60%で商談・電話・メールなど顧客との接点時間が増加
- 27.4%のユーザーが残業時間を削減
営業管理体制とデータ品質の向上
- 上長がメンバーの商談状況把握にかける時間が削減。状況把握の正確性も向上
- メンバーが顧客情報の調査(サービスの利用状況、顧客に関するニュース記事など)に使える時間が増加した
- メンバーが提案前後の壁打ち・相談に使える時間が確保できるように
- 商談後スピーディーに顧客へ商談要約を送付できるようになり、顧客満足度も向上
- 商談中はメモする必要なく顧客との会話に集中できるため、より顧客の反応に合わせたコミュニケーションが可能に
タイミー社のコメント
複数のツールを検討する中で、bellSalesAIの要約精度とSalesforce連携完了までのシームレスなUXを評価し導入に至りました。導入後は営業担当者がSalesforce入力に費やしていた時間を大幅に削減でき、その分を顧客対応や提案準備に充てることができるようになりました。特に、商談内容が自動的に構造化され、上長への報告も効率化されたことで、営業組織全体の生産性が向上しています。操作も直感的で現場への定着もスムーズでした。また、直近のアンケートでは思ったよりも現場からは高評価で、まずは現場の営業生産性向上につなげる一歩を踏み出せたと感じています。もちろんその分、細かな点も含め機能要望もたくさん上がってきているので、その点はbellSalesAIさんの今後のプロダクト開発に期待しています!