Sales Markerは、記事コンテンツの効果を可視化するマーケティングツール「Creative Drive」を展開するchipperとの業務提携を開始したことを発表した。

業務提携の背景および概要
マーケティング活動が複雑化・高度化する中、オウンドメディア記事やホワイトペーパー、動画などのコンテンツは、たんなる情報提供の手段ではなく、企業の競争力を左右する戦略資産へと変化している。近年では、生成AIの進化により、コンテンツ制作の効率が向上している。その一方で、量産されたコンテンツのビジネス成果を定量的に把握し、施策全体を戦略的に設計・改善していく視点がこれまで以上に求められている。
Sales Markerは、顧客や市場の「インテント(意思・関心・行動)」を特定し、これを起点にAIが最適なアプローチを自動で行うプロダクトを複数展開。BtoB企業における営業・マーケティング活動の高度化を支援してきた。
一方、chipperは、コンテンツ施策のROI最大化を支援する成果可視化ツール「Creative Drive」を提供。制作されたコンテンツが「どの顧客にどのような影響を与え、どの商談・成果に結びついたのか」を可視化し、戦略的なコンテンツマーケティングのPDCAを可能にしている。
今回の提携により、両社はインテントデータを起点としたターゲティングと、コンテンツ成果の可視化を統合し、戦略設計・配信・検証までを一貫して実行できる新たな運用体制を構築・提供する。
これにより、戦略的に設計されたコンテンツを購買意欲を持つ企業に届け、その効果を継続的に評価・改善する「ストラテジックコンテンツマーケティング」の実践環境を実現し、企業の持続的なマーケティング成果創出を支援する。
今後の取り組み
共同マーケティング施策の展開
両社の強みを活かした共同セミナーやウェビナーの開催、ホワイトペーパーの共同制作などを通じて、BtoBマーケティングにおける新たな価値提供を目指す。
技術連携によるソリューション強化
今後、両社のプロダクト間におけるデータ連携を進め、コンテンツの成果分析と営業活動の最適化をシームレスに実現するソリューションの提供を予定している。
新たなマーケティングモデルの構築検証
コンテンツと営業のデータ連携を活用したノウハウ発信や、新たなマーケティングモデルの構築検証を行い、BtoBマーケティングの進化をリードする。
chipper 代表取締役 十時悠径氏のコメント
Sales Marker社との提携により、コンテンツ制作と営業活動が分断されていた従来のBtoBマーケティングの常識を変えていけると確信しています。今後も測れる“マーケティング”の進化に挑戦していきます。
Sales Marker 代表取締役CEO 小笠原羽恭氏のコメント
インテントデータと生成AIを掛け合わせ、戦略的に情報を届けられる仕組みが整ったいま、マーケティングのあり方も転換期を迎えつつあります。
chipper社との提携を通じて、コンテンツとデータ、そしてアクションが分断されていたマーケティングプロセスをつなぎ直し、戦略と成果が一致する新しいマーケティングモデルを実装していきます。