成果を生み出す「個別アプローチ作戦」 目的とアジェンダを紹介
パートナー企業の営業パーソンたちが、どのような1日を過ごしているか想像してみましょう。営業パーソンは多くの商材に囲まれ、日々の業務に終われて過ごしているのではないでしょうか? そんな中で、夕方からベンダーの勉強会。しかも初めての商材。日中には訪問先や社内との打ち合わせも多数あり、心の中は「早くあの業務をやらなくちゃ…」と思っているでしょう。
そのため勉強会のコツ(前半)でお伝えしたように、勉強会を行う前にその目的や具体的なゴールを明確にして参加者へ共有しなければ、営業パーソンの興味関心や熱量は引き出せません。では、勉強会のあとはどのような活動を行うべきか?それは個別のフォローアップです。
たとえば勉強会をオフラインで実施した場合、勉強会の前後で積極的に名刺交換をしてくださった方、勉強会中に質問をしてくださった方数名に個別面談を打診します。勉強会を一緒に企画してくれたパートナー企業の担当者様に、個別面談を行うメンバーを選定・打診していただくのも良いでしょう。「パートナー企業の方により効率的に成果を創出していただくため」など、相手が「面談してみよう」と思えるようなスクリプトを考えてみてください。
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個別でのフォローアップは何をするかというと、私の場合、次のような目的とアジェンダを設定しています。
- パートナー企業の営業パーソン(Aさん)を知ること
- パートナー企業への理解を深めること
- 具体的な案件相談を行い、ネクストアクション(例:アポイントの打診、獲得)につなげること
2.アジェンダ
- かんたんな自己紹介
- Aさんが担う役割の確認
- 勉強会の感想やフィードバックをいただく
- ご担当先企業の業種や規模、可能であれば企業名を確認
- 自社のターゲット顧客かどうかを確認し、見込み顧客となり得るかを判断
- もし見込み顧客であれば、パートナー企業、営業パーソンとの関係性をヒアリングし、どのようにアプローチしていくべきかをお伝えする(具体的には、見込み顧客へのアポイント打診時の資料や打診の仕方など)
- ネクストアクションがある場合、アクションへの合意を得る