対話型音声AI SaaS「IVRy(アイブリー)」を提供するIVRyは、広告効果を可視化する新サービス「IVRyコールトラッキング」の提供を開始した。
IVRyコールトラッキングは、電話の流入経路(何を見て電話をかけたのか)の計測と通話データの解析を組み合わせることにより、電話コンバージョン(CV※)の最大化を目指すサービス。さらに、データ連携やAI解析技術によって、広告運用の効率化や顧客体験の向上も可能にする。
※電話コンバージョン(CV):事業者が設定する最終的な目標(予約や申し込みなど)を電話により達成すること
提供開始の背景と狙い
労働力人口の減少が進む中、企業は電話応答業務の効率化と顧客体験の向上に迫られている。一方で、広告分野ではデジタル広告などのチャネルと比較し、広告から電話への流入経路や電話CVの把握が難しく、効果測定が課題となっていた。
IVRyは、電話応答業務の負担軽減と広告運用の精度向上というふたつの課題を解決すべく、IVRyコールトラッキングの開発に至った。本サービスにより、企業は効率的な電話業務運用ともっとも適した広告投資を可能にする。人材不足が深刻化する日本国内の中小企業において、業務負担の軽減と収益向上に貢献する。
主な特徴
1.広告効果の可視化
流入経路ごとの電話CVデータを広告媒体にフィードバックすることで、広告配信の精度を向上させ、予算配分に寄与する。この仕組みにより、新規顧客の効率的な獲得や既存顧客のLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)向上を図る。
2.通話品質と顧客満足度の向上
既存機能と組み合わせることで、通話音声データをAIで解析し、もっとも適したトークフローと応答の自動化を行う。これにより、オペレーターの業務負担を軽減しながら対応精度を高める。また、通話音声データのAI解析により顧客対応の品質を可視化し、通話内CV率の改善や顧客満足度の向上に貢献する。
3.導入の柔軟性と効率化
IVRy発行の電話番号を活用し、現行のオペレーションを変更せずに、管理画面で設定を行い、導入できる。
IVRy 代表取締役/CEO 奥西亮賀氏のコメント
当社はこれまで、電話応答業務の効率化を中心に多くの企業の業務改善を支援してまいりました。このたび提供を開始した「IVRyコールトラッキング」は、その取り組みに加え、広告運用の最適化やユーザー体験の向上にもフォーカスすることで、経営支援を行うサービスです。
本サービスは、電話CVの可視化や広告効果の最大化を実現するとともに、顧客満足度の向上にも貢献できると確信しています。
今後も当社は、企業の成長を支えるソリューションを多角的な手法で開発・実装することで、提供価値の拡大に努めてまいります。