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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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SalesZien Day 2025 Winter

2025年1月28日(火)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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作業時間5.5%減、売上7.4%増! コロナ禍で早期に利益回復した製造業・アマノのデータドリブン営業

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 1931年に創業し、駐車場機器、労務管理システム、ロボット掃除機などを扱うメーカー、アマノ。国内に70支店を置き、336名の営業職が直販中心の営業活動を展開している同社は、2018年にウイングアークが提供するデータ分析基盤「Dr.Sum」とBIツール「MotionBoard」の活用を開始。営業活動の効率化と売上利益向上の両方を実現した。同社におけるデータドリブン営業の推進について、営業企画部 営業戦略企画課 課長 小俣智夫氏に話を聞いた。

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システムは信用できない? 「人力BI」による課題

 データドリブン営業を実現する前、アマノの営業組織が抱えていたのが人力BI(Excelマクロ)の問題だ。小俣氏によれば「SFAやERP、グループウェア(Notes)など各システムに商談や売上、営業活動などデータは豊富にあった」という。しかし商談管理に適した確認画面がなく、当時活用していたBIツールはデータをCSV出力してExcelで加工する必要があった。これにより資料作成の負担が増えるばかりでなく、さまざまな課題が生じた。

 まず、粗利益が不明であること。作成したExcel資料には売上予定金額と売上予定月の項目がある一方で、粗利益率や成約時期の項目はなかった。現場の営業メンバー・マネージャーは、商談ごとの受注時期の正確な管理ができず、また、売上が計上されるまで収益性(低利益率・赤字受注)が把握できない状況だった。

 加えて、各担当者が手元のExcelでデータを管理・更新するため、システム上のデータが更新されない状態にあった。小俣氏は「本社がシステムで集計したデータと各支店の報告内容が一致せず、『システムは信用できないから再度報告を求める』という非効率的なフローが発生していた」と振り返る。

 この状況を打破するために小俣氏が注目したのが、データ分析基盤「Dr.Sum」とBIツール「MotionBoard」だった。

アマノ株式会社 営業企画部 営業戦略企画課 課長 小俣智夫氏

製造部門から逆輸入 Dr.SumとMotionBoard導入の経緯

 アマノのBIシステム導入では「Dr.SumとMotionBoardを一緒に導入したのがポイント」だと小俣氏は言う。各システムに散逸しているあらゆるデータをDr.Sumに蓄積してデータ分析基盤を構築。それをMotionBoardを用いて即座に、わかりやすくダッシュボードに可視化することで、営業現場が抱える課題に応えたのだ。

 こうしたアマノのDr.SumとMotionBoard活用は、製造部門が先行して成果を出した。アマノでは製造部門も複数のシステムやExcel資料を利用しており、既存のBIツールでは工場のさまざまなデータを適切に活用できないという課題を抱えていた。そこで、当時はMotionBoardのクラウド版を部内利用していた小俣氏に声がかかり、ともに設計を進めたのだ。

 現在は工場の点検作業において、タブレットでチェックシートに入力した不良品のアラートや件数などをMotionBoardでダッシュボード化、工場に設置した大型モニターに映し出している。

「実は、過去にDr.Sumの導入は社内で一度却下されています。それでもDr.SumやMotionBoardの活用で実現できることについて発信していたところ、製造部門の担当者の耳に入り、声をかけてもらえました。製造部門における成功事例ができたことで、逆輸入するかたちで営業部門での活用がスタートしたのです」(小俣氏)

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商談の「今」と「未来」を見通すふたつのダッシュボード

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この記事の著者

SalesZine編集部 高橋愛里(セールスジンヘンシュウブ タカハシアイリ)

1992年生まれ。新卒で総合情報サービス企業に入社し、求人広告の制作に携わる。2023年翔泳社入社。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:ウイングアーク1st株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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