ブイキューブは、子どもがいる女性向けのキャリア・金融教育サービスや、家族アルバムアプリを展開するライフデザインブランド「Famm(ファム)」を運営するTimersが、クラウドPBXサービス「Zoom Phone」を導入したことを発表した。

「Zoom Phone」導入前の課題と利用経緯
Timersの営業組織は、在宅勤務のスタッフを中心に構成されており、主に次の課題を抱えていた。
- フィードバックの属人化:営業人員が多く、マネージャーが全メンバーの商談に十分なフィードバックを行うことが困難になっていた。
- 事務作業の負荷:1商談あたり15〜30分程度かかる事務作業が積み重なり、組織全体で負荷となっていた。
- 架電状況の可視化:リモート環境下でメンバーごとの架電間隔にばらつきがあるものの、マネージャーが状況を把握しにくい状況だった。
- 端末管理の負荷:在宅スタッフへの架電用端末を郵送で管理しており、入退職のたびに管理部門とのやり取りが発生していた。
これらの課題を解決するため検討を進める中で、Timersは次の点を評価し、「Zoom Phone」の採用に至った。
- 開発・連携のしやすさ:通話データや文字起こしデータをAPIで取得し、外部のAIツールと組み合わせた営業支援の仕組みを構築できる。iPaaSツールとの連携も容易なため、「商談終了後10分以内にSlackへ自動通知」という仕組みの実装も可能。
- 通話品質とAI解析精度:在宅・リモート環境下でも、AIによるフィードバックや議事録の精度に直結する安定した音声品質を実現できる。
- 端末管理の解消:クラウドPBXへの移行によりライセンス追加のみで対応可能となり、端末の郵送・回収管理が不要になる。
- プラットフォームとしての信頼性:数十名規模の在宅のスタッフが日常的に利用する基盤として、アプリの安定性・管理画面の操作性・マルチデバイス対応といった要件を満たす。
「Zoom Phone」導入による主な効果
AIと組み合わせた3つの営業支援の仕組みを構築した。
すべての商談に対するフィードバックの自動化による、受注率の向上
全営業メンバーの平均受注率が約30%向上した。商談終了後10分以内に点数・改善点・キラーフレーズを含むAIフィードバックがSlackへ自動投稿されることで、営業教育のスピードと質が向上した。
議事録作成の自動化による、事務作業の削減
AIによる自動議事録の仕組みにより、組織全体で1日20時間以上の事務作業が削減された。営業担当者が商談そのものに集中できる環境を実現した。
架電間隔のアラート通知による、架電数の増加
架電間隔が一定時間を超えた場合にアラートが自動通知される仕組みにより、1時間あたりの平均架電数が7件から約10件に増加した。
上記3つの仕組みを構築したことで、マネジメントにも次のような成果が表れた。
営業管理の効率化
通話ログや架電データの可視化により、マネージャーがデータに基づいたコミュニケーションをとれるようになり、管理工数を維持しながらチーム全体のパフォーマンス向上を実現した。
※数値はすべてTimers調べ
Timers 取締役 COO 栗城 良規氏のコメント
当社では在宅のスタッフを中心とした営業組織において、全商談へのフィードバックを行うことが長年の課題でした。「Zoom Phone」のAPIとAIを組み合わせることで、すべての商談が終了後10分以内に自動で分析・フィードバックされる仕組みを構築でき、全営業メンバーの受注率が約30%向上しました。
また、プロンプトをスプレッドシートで管理する設計にしたことで、エンジニアを介さずにマネージャーが自らPDCAを回せる体制が整っています。『Zoom Phone』を選んだ決め手は、API連携の柔軟性と通話品質の高さ、そして導入・運用のしやすさです。クラウドPBXへの移行により端末管理の負荷もなくなり、事業規模の拡大にも柔軟に対応できるようになりました。
