パートナーと共にHubSpotを導入する
メリットと判断基準
──HubSpot社に直接HubSpotの導入を依頼する選択肢もある中、貴社のようなパートナーと共にHubSpotの導入を進めることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
HubSpot社は導入・活用のレクチャーを行いますが、実際に手を動かすのは顧客企業です。一方、パートナーは設計・開発や活用まで伴走支援します。リソースがあるなら、HubSpot社へ直接依頼してレクチャーを受け、自社で進めるのもひとつの手でしょう。そのうえで、パートナーと導入を進めるかどうか判断する3つのポイントを解説します。
ひとつは「リソース」の問題。担当者がいない、またはリソースが不足している場合はパートナーへアウトソースすべきです。ふたつめは「開発環境」の問題。ウェブ制作やツール連携、UIの開発など、いちから仕様を把握するのは時間がかかります。とくにスピード感が求められる新規事業では、専門知識を持つパートナーと効率的に開発環境を構築するのが良いでしょう。
そして3つめが「業務フローへの落とし込み」です。たとえばSFAのダッシュボードを作成する際、その目的は新しいツールをつくることではなく、データを活用して業績に貢献することですね。営業会議でダッシュボードの入力状況を確認するなど、ツールを日々の業務フローへ落とし込まなくてはいけません。自社だけでは難しい場合、多くの成功事例や支援実績を持つパートナーへ依頼するのが望ましいでしょう。
これらのポイントに加え、100の場合は内製化も支援しています。当社のノウハウをまとめた書籍『HubSpot大百科』(リスナーズ出版社)を用いた教育や、Slackによるサポート・迅速な開発など、企業ごとのビジネスモデルに即したアドバイスが可能です。その観点でも、パートナーへ依頼するかどうか判断していただくと良いですね。
──貴社の今後のチャレンジについて教えてください。
顧客がDXを進めるためのひとつのツールとしてHubSpotは非常に有益です。広く活用してもらうための取り組みとして、引き続き「型」化を進めていきたいですね。Global Hub Allianceを活かして、日本から海外へ、海外から日本へと営業DXを進める企業も支援していきたいと思います。
また100とHubSpot社主催のユーザーコミュニティ「Japan HUG」のように、コミュニティドリブンな事業展開も目指しています。現在HubSpotを導入しているか否かにかかわらず、HubSpot社が持つ「顧客志向」の哲学を広めていきたいですね。
──最後に、事業を牽引するリーダーたちへメッセージをお願いします。
HubSpot社の哲学に触れ、機能を活用することで、事業成長を早めることができます。企業と顧客のエンゲージメントを高めてフリクションレスな環境を実現するため、業務のフレームワークとしてシステムを導入していただくと良いでしょう。
一方、HubSpotの機能を活用し切れず、コストや時間が二重にかかってしまうケースも少なくありません。最初からHubSpotの哲学とビジネスへの知見を基に要件定義していれば解決できただろうと思うケースも多々あります。
現状のまま自社の目的が達成できるかどうか迷った際、その判断を我々がお手伝いします。「セカンドオピニオン」でも構いませんから、気軽に声をかけてください。
──本日はありがとうございました!