営業職ってどんな仕事?仕事内容を理解しよう
営業という部署や職種は知っていても、実際にどんな仕事内容をこなしているのかはよくわからないという人は多いはずです。営業職とはどんな仕事なのか、3つの営業スタイルに分けてご紹介しましょう。
BtoBの営業
BtoBとは「Business to Business」の略で、法人(企業)相手の営業のことです。新しい取引先の開拓や、既存顧客を担当するルート営業などがあります。IT・広告・人材関係の業界はBtoB営業が多いのが特徴です。
BtoCの営業
BtoCとは「Business to Consumer」の略で、個人を対象とした営業のことです。保険・不動産・自動車の業界などはBtoCの営業がメインになります。扱う商材によってアプローチ方法が異なり、よりきめ細やかな対応が必要とされる傾向があります。
内勤の営業
内勤営業とは、オフィスワーク中心で行う営業スタイルのことです。カウンターセールスとも呼ばれ、店舗で顧客の対応をしたり、電話でアポイントを取ったりすることがあります。
女性が営業職に転職するときのポイント5選
女性が営業職への転職を希望する時には、押さえておくべきポイントがあります。5つのポイントをご紹介しますので、しっかりと理解しておきましょう。
1.自分のキャリアを棚卸しする
転職時には自分のキャリアを棚卸しすることが大切です。
- 今までのキャリア
- これからのキャリアプラン
自分にできること・これからやらなければいけないことを明確にするために、必ず棚卸しを行いましょう。
2.女性のロールモデルがいるかどうか確認する
営業職において自分のロールモデルとなる人物がいるかどうかは非常に重要です。
- どんな業界で
- どんな活躍をしていて
- どんなキャリアを築いているのか
自分の希望する業界にロールモデルがあれば、目的も明確になります。
3.家庭やプライベートとの両立が可能かを検証する
家庭やプライベートとの両立が可能かどうか、転職前にしっかりと検証しましょう。
女性の働きやすさは以前に比べてだいぶ向上していますが、業界によっては非常にハードなケースも少なくありません。事前に情報収集をしっかりと行い、自分のライフスタイルに合致するのかを見極めることが大切です。
4.業界の女性比率を調べる
希望する業界の営業職に、どの程度女性が進出しているのかを調査しましょう。
女性比率の多い業界や企業は、女性のライフスタイルに理解が深い傾向が見られます。産休・育休の取得実績や、女性管理職の存在などを知ることは非常に重要です。
5・転職エージェントを利用する
初めての転職や未経験職種への転職の場合は、転職エージェントの利用をおすすめします。
とくに未経験職種への転職の場合は、エージェントの情報収集能力や交渉力を最大限に活用できることがメリットです。多くの転職エージェントは無料で利用できるので、転職のスキルUPのためにも検討してみてください。
営業職に向いている女性の特徴とは?
営業職は男の仕事……以前は女性にとってネガティブなイメージの強い職種でしたが、現在は多くの女性が活躍できる仕事として認知されています。どんな資質を持った女性が営業職に向いているのか、5つの特徴をご紹介しましょう。
コミュニケーション能力の高い人
営業職に向いている女性は、コミュニケーション能力の高い人です。
感情表現が豊かで共感能力の高い女性は、顧客と良好な関係を築くことができます。人と接することが好き・人の話を聞くことが苦にならないという人が向いています。
ポジティブなものの捉え方ができる人
ポジティブに物事を捉え、前に進めるタイプの人は営業に向いています。
営業職はノルマやクレームなど、精神的にダメージを受けることも少なくありません。嫌なことは嫌なこととして受け止め、次のアクションへの糧にできるようなマインドを持っている人がベストです。
目標を明確に持てる人
目標を明確に持てる人は、営業職に向いています。
営業職では、年・月単位で目標を掲げることが多いものです。数字を見極め、常に目標を掲げて仕事をすることができる資質が条件になります。
ストレス耐性がある人
営業職に就くには、ストレスに強いことも重要です。
ノルマ・クレームなど、対顧客との最前線で働く営業職には、ストレスがつきものといえます。ストレスを跳ね返し、目標に向かって前進できる強さを持った人が向いている仕事です。
リフレッシュ(気分転換)が上手な人
営業職は決して楽な仕事ではありません。
休日だけではなく、仕事の合間のリフレッシュ(気分転換)が上手な人は、営業職に向いているといえるでしょう。いつまでもマイナスな気分を引きずらないよう切り替えが必要です。
女性が営業職として活躍しやすい企業の特徴を知ろう
女性が営業職として活躍するためには、土壌となる企業の環境も必要です。どんな特徴を持った企業が適しているのでしょうか。
職場の女性比率が高い
女性比率の高い職場は、女性が働きやすい環境が整っている傾向があります。
女性目線で考えられた働き方や、休暇の取得のしやすさなどがあれば、無理なく仕事を続けられる可能性が高くなるでしょう。
産休・育休の取得実績がある
産休や育休の取得実績があることも重要なポイントです。
産休・育休は条件を満たしていれば取得できる制度ですが、なかには「産休や育休が取りづらい」という企業も少なくありません。女性が活躍するためのキャリアを支援してくれる企業風土のある会社を選ぶことがポイントです。
残業時間が少ない
比較的残業時間の少ない会社であることも大切です。
育児や家庭と仕事を両立するには、仕事以外の時間を確保することが重要になります。営業職で残業が多い場合は、ノルマがきついなど他の問題点も考えられるので、女性ならではの視点で見極める必要があります。
リモートワークを導入している
リモートワークを導入している企業は、柔軟な働き方が認められていることが多いものです。
遠方の取引先との商談をオンラインにできることで、出張などの負担が軽減されます。直行直帰などがスムーズにできることもメリットになるでしょう。
女性の上司がいる
女性の上司がいる職場は、女性が働きやすい環境が整っていると考えられます。
産休や育休を取得したことがある上司であれば、これからのロールモデルとして心強い存在です。事前にホームページで調べる・面接時に確認するといったことは可能なので、できる限り入手したい情報といえます。
まとめ
女性の営業職は男性にはない強みがあり、十分活躍できる仕事のひとつと言えます。しかし生活スタイルの変化により、制限を受けてしまう可能性が高いのも事実です。
女性が営業職として活躍するためには、働きやすい職場を選択し、常に前向きな気持ちで働けるようなスキルや精神力を身に付けましょう。