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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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営業の仕事は「売る」ことなのか? 「Buyer Enablment」をめぐる冒険

2024年7月12日(金)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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セールスフォースが解説 令和の営業トレンド(AD)

「令和の営業改革はファーストラインマネージャー改革」 SFA導入成功のための3つの秘訣

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 恒久的な人材不足や働き方改革の推進により、多くの企業にとってテクノロジーを活用することは当たり前になってきている。一方で営業組織が使うテクノロジーであるSFAについては、「本当に活用できるのか」「社内に浸透するのか」と導入をためらう声もいまだ少なくはない。どのようにすればSFAの価値を最大化できるのか、またそもそも導入の障壁となるものをどうすれば乗り越えられるのか。2019年3月に創業20周年を迎えたセールスフォース・ドットコムで勤続15年の田崎純一郎さんにSFAと上手く付き合っていくためのコツを伺った。

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「見積システム」から、横の連携を実現するSFAへ

株式会社セールスフォース・ドットコム マーケティング本部 プロダクトマーケティングディレクター 田崎純一郎さん
株式会社セールスフォース・ドットコム マーケティング本部 プロダクトマーケティングディレクター 田崎純一郎さん

――まずは、SFAと田崎さんの出会いについて教えてください。

前職では他社のSFAツールを使っており、それが私にとって初めてのSFA体験でした。ただし当時はSFAという認識がなく、誰もが「見積システム」または「営業管理システム」と呼んでいましたね。営業職はお客様と直接コミュニケーションをとるのが仕事で、パソコンを使うのは見積番号をとるときくらい……。というのが当時SFAに対する印象だったと思います。

セールスフォース・ドットコムに入社し、自身もユーザーとしてSFAを使っていくと「なるほど!これはすごく便利だぞ」と印象がガラリと変わりました。一番よかったのが、他の営業担当者が何をやっているのかがわかることです。一般的に、営業という仕事は大手のお客様を数人で担当することはあっても、交渉など営業活動は個々で行うことが多いので、他の人のやり方をあまり知らずにいます。でもセールスフォース・ドットコム内ではSFAを使って、「何を話しているのか」「どんな提案をしているのか」「どのくらいの頻度で訪問しているのか」などが事細かく共有されていて驚きました。上司部下の縦の管理だけではなく、ここまで横同士の共有がここまでできるのはすごいと感じたんです。

さらに情報が共有できるとそれを参考にするだけなく、「その人知っているよ」「この提案書が使えない?」など、アドバイスやツールの共有もできるようになってきます。売れる営業マンこそ、自分自身の営業活動を進めやすくするために、情報を共有して、支援者を増やしていきます。おそらく従来は上司がそのつなぎ役を担っていたのだと思いますが、個々が情報を共有しあって自然と協力し合う環境があれば、連携はもっと迅速かつ密にできるようになるものなんです。

――「見積システム」から、横の連携を実現して営業を支援するシステムにと、田崎さんが感じられてきたことというのは、一般的なSFAの歴史とシンクロする部分がありそうです。

そうしたトレンドにあるのは間違いないでしょうね。自社開発のSFAの多くが見積・販売管理システムからの進化です。確かに見積もりを出さない営業は少ないでしょうから、活動や売上の管理をしたい場合には見積もりや受発注業務を中心に設計したくなる気持ちはわかります。しかしこれでは新規顧客開拓や提案型営業のスキルアップにはつながりません。既存顧客、見込み顧客、案件と関連する営業活動の情報共有。これらがなければSFAとは呼べません。

そして、SFAパッケージソフトウェアが出たわけですが、テクノロジー的にも従来のSFAはクライアント・サーバという形だったため、構築や更新にもコストも時間もかかり、進化が速いフロント系のシステムとして現場の変化に対応できなくなってきたという課題が生まれていました。そこを解決するためにセールスフォース・ドットコムは当時からクラウドという形態での提供を行っており、コストを抑えながらもフロント系の進化についていけるようにしたわけです。結果、大手企業だけではなく中小規模に至るまでさまざまな業種業態にユーザーを広げることができました。

営業には、社内向けと社外向けの仕事があり、そのバランスが取れていることで受注が可能になります。企業が売上をあげるためには、営業は外向けの仕事量を増やしていく必要があり、そのためにうまくITを使って社内の仕事を効率化する必要があります。内と外の両輪をより効率的に回してこそ、受注に至るまでの一連のプロセスが効率化できるというわけです。そうした観点でみると、今後のSFAのトレンドはマーケティングや生産管理システムなど他のシステムとの連携がもっと密になるでしょうし、より効率化を求めるなら、人が考える以上の速さで優先順位や答えを出すAIの活用などが進んでいくはずです。

次のページ
SFA導入を成功させるための3つのポイントとは?

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この記事の著者

SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

伊藤真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ビジネスやIT系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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