営業は本当に「やりたくない仕事」なのか?
――佐藤さんの現在のお仕事について、また、これまでの経歴についてもお聞かせください。
現在24歳で、インターン期間を含めるとマツリカで働き始めて4年めになります。学生時代からインターンに参加するのであれば、マーケティング業務に携わりたいと考えていましたが、大学の先輩から「基本的なマナーも身につくし、どんな業種を目指すにしても、仕事の基礎は営業で学ぶことができる」と助言を受け、営業職のインターンに興味持つようになりました。加えて、当初は営業職に対してあまり良い印象がなく「どちらかと言えば、やりたくない職種」のイメージがあったため、「実際に経験してみて、本当にやりたくないかを確かめてみよう」と思い至ったのも理由のひとつです。
――インターンと言うと就職活動前に参加をするイメージがありますが、なぜ大学1年という早い段階でインターンを開始したのでしょうか。
前提として、大学側から積極的にインターン先を紹介してもらえたり、同級生や先輩たちの多くがそれらに参加したりしていたことから「インターンに参加する」行為が身近にありました。ゆえに、自分としては特段「早い」という実感はありませんでしたね。また、入学当初は大学受験に失敗した劣等感があったため、「せめて仕事の面では自信を持って働きたい」という強い気持ちは早期のインターン参加における大きな後押しになったように思います。
そんなインターン先としてマツリカを選んだのはミッションに共感し、「この会社ならば自分がいっそう大きく成長できる」と感じたためです。「成長は心がけ次第。環境のせいにしてはいけない」という言説もありますが、私は就業経験が少ない自分にとって「働く環境」は非常に重要であると考えていました。そのため、「自分が理想とするマインドやビジョンを持った人が集まる場なのか」を見極めるべく、掲げられている「ミッション・ビジョン・バリュー」に共感できるかどうかを判断基準に、インターン先をリサーチしました。
「自分が理想とするマインドを持つ人たちが集まる場で働きたい」と考える理由は、「良い循環」の中に身を置きたいという思いがあるためです。チームの想いをひとつにして大きな目標に向かって熱中することで、その過程にある「頑張り」にも価値を感じることができる。「頑張り」に価値を感じることができるからこそ、よりいっそうの「頑張り」を重ねられる――共通のビジョンに基づいて、それぞれが自身の仕事に没頭し、みんなで手を取り合いながら全員で成長し続ける、そんな循環が生まれる場で働きたいと思ったんです。
「人々が没頭して夢中になり、充実感や達成感に満ちた状態」を表す概念である、「世界を祭り化する」というミッションを掲げるマツリカに出会ったとき、まさに自分が考えていた「良い循環」を実現できる様子がうかがえ、「これだ!」と迷いなく飛び込むことができました。