ゾーホージャパンはビジネスのためのオペレーティングシステムであるZoho Oneのビジネス効率を高める複数の新機能を発表。Zoho Oneは、業務の効率化・プロセスの改善、チームコラボレーション、顧客満足度の向上を実現するアプリケーションスイート。45以上のサービスを利用でき、各サービスを連携させることでスムーズなビジネス運用を実現する。
今回追加される主な機能は「Zoho Phone Bridge」「Single Sign-On(SSO)」のふたつ。
電話連携「Zoho Phone Bridge」
いままではZoho CRMなど単体のアプリケーションと外部のAmazon Connect、TwillioなどのIP電話会社を1対1で接続することが可能だった。今回のアップデートでZoho CRM、Zoho Recruit、Zoho Mailをはじめ20以上のアプリとIP電話会社を接続することが可能になる。これにより、着信時に複数のアプリケーションに格納された関連情報を表示することや、顧客や取引先、求人の応募者に連絡を行いたいときにワンクリックで発信を行うことが可能になる。
「Single Sign-On(SSO)」
Zohoの提供する45以上のアプリケーションで利用可能だったが、今回のアップデートでWorkplace by Facebook、G Suite、マルケト、GoToMeetingなど50以上の外部アプリケーションで利用可能なほか、SAML認証を使用し企業独自のアプリでも利用することが可能となった。
また、システム管理者の業務を効率化する機能も追加された。システム管理者はZoho Oneの管理画面よりZohoが提供する45以上のアプリケーションの管理設定を行うことが可能だったが、これにSSOに対応した50以上のアプリケーションが追加される。
さらにZoho Oneの管理画面も刷新。システム管理者はダッシュボードやレポート機能を活用し、ユーザーの活動やアプリの使用状況などを確認できる。リソースの無駄を見つけ、コストを削減することが可能。これらの機能は、Zoho Oneに含まれるため追加料金なしで利用できる。
Zohoのチーフエバンジェリスト、ラジュ・ベジスナは次のようにコメント。
「テクノロジーは本来、ビジネスに役立つものであるべきです。しかし複数のベンダーからアプリケーションを購入し、ベンダーによって強いられる高額な長期契約に対処しながらなんとかマルチアプリの統合という難題を解消しようとしているのが実情です。私たちはZoho Oneでこの状況を一変させたいと考えています」
ゾーホージャパンは、今回の機能追加により日本企業での利用拡大をより一層目指していく。