Salesforce入力エージェント「bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)」の開発・販売を行うベルフェイスは、GIS・空間情報システム領域のソフトウェア製品販売およびシステム開発を展開するインフォマティクスが営業部門全体にbellSalesAIを導入したことを発表した。

導入の背景
インフォマティクスは、GIS(地理情報システム)・空間情報システム領域において、GeoConic・GeoCloud(高速GIS・WebGIS)、SIS(オールインワン型GISソフトウェア)、GyroEye(XRシステム)などさまざまなソフトウェア製品の販売・技術サポートを提供するとともに、GIS空間情報システムをベースとしたカスタマイズソリューションの開発、および電子データ化や属性付与など空間データに関わる各種サービスを手がけるIT企業である。事業拡大に伴い営業活動量が増加する中、現場では次の課題が深刻化していた。
- 入力品質のばらつき:商談ヒアリング項目のルールが不明確で、Salesforceへの日報入力レベルが担当者ごとに異なる。
- 営業ノウハウの属人化:優秀な営業担当者のスキルが組織内で共有・活用されず、個人依存のままである。
- マネジメントの形骸化:営業マネージャーが営業報告を十分に活用できず、商談ナレッジのSalesforce蓄積が進まない。
こうした、Salesforceを導入しているのに活用しきれないという状況を打破するため、インフォマティクスはbellSalesAIの導入を決定した。
導入の決め手
インフォマティクスはトライアルで有効性を確認したうえで本導入に至った。評価のポイントは次の3点である。
1.精度のある要約
書き起こしが不完全な状況でも商談の要点を要約を抽出する。冗長な会話をヒアリング項目ごとに端的に整理するため、現場担当者の入力負荷を軽減できると判断した。
2.Salesforce特化した連携
既存のSalesforce環境とシームレスに連携する。商談記録からSalesforce登録までが一連の流れで完結し、さらに登録情報を営業日報としてマネージャーやグループメンバーへ自動通知する仕組みを構築できる点も評価した。
3.蓄積して使える構造化データとして記録
単なる議事録ツールではなく、商談内容をヒアリング項目に紐づけた分析可能な構造化データとして蓄積できる。未ヒアリング項目の可視化による営業品質向上に加え、社内AI活用推進の最初の成功事例になり得るという観点も導入を後押しした理由のひとつとなった。
導入の効果
1.Salesforceへのデータ蓄積が加速
前年同時期比で対面営業活動の登録件数が約20%増加した。Salesforceへの入力に伴う負担が軽減され、情報の未入力という課題が解消された。
2.商談要点整理・議事録作成工数50%削減
商談内容がAIにより自動で要約・整理されることで、議事録作成にかかる工数が削減され、営業担当者は顧客との対話に集中できる環境が実現した。生産性向上と顧客体験の改善を同時に達成した。
3.営業マネジメントの見える化と品質標準化
Salesforce連携情報を翌日の営業日報としてマネージャーとグループメンバーへ自動通知する仕組みにより、商談状況をリアルタイムで把握できるようになった。また、未ヒアリング項目の可視化によって担当者自身が商談の抜け漏れに気づける環境が整い、組織全体の商談品質が向上した。
インフォマティクス 経営管理部 情報システムグループ チームリーダー 高橋智成氏のコメント
導入前は、営業担当者ごとにSalesforceの入力レベルにばらつきがあり、商談ナレッジが蓄積されないことが課題でした。bellSalesAI導入後は、冗長な会話でも自動で要約・ヒアリング項目ごとに整理されるため、Salesforceへの入力に対する心理的ハードルも自然と下がり、営業担当者からは「一度使うとやめられない」という声も上がっています。単なる入力効率化ツールではなく、組織的にナレッジを蓄積していくためのデータ基盤として、今後はSalesforceに蓄積した商談データのAI分析にも取り組んでいきたいと考えています。
