ランドスケイプは、PayPayが企業データベース「LBC」を営業戦略策定のデータベースとして採用したことを発表。
ランドスケイプが提供する企業データベース「LBC」は日本全国(約820万拠点)の事業所に、11桁の管理コードを採番したデータベース。法人番号や業種、売上規模などの企業属性だけでなく、企業の過去情報や略称名・旧社名、誤記しやすい社名などの企業データも紐づけて管理しているため、顧客データを「LBC」とマッチングすることで表記ゆれの正規化も可能。
電子決済サービスを展開するPayPayでは、加盟店の開拓を行ううえで、以下のような課題が発生していた。
- 開拓先のターゲット企業を手作業で検索し、情報収集をして営業活動しているが、工数の負荷が大きい
- 収集した情報は業種や売上高などの企業属性が少ないため、営業・マーケティングに活用しづらい
そこでPayPayは、導入済みのSalesforceの営業支援ツール(SFA)「Sales Cloud」に「LBC」を格納し、ホワイトスペース(未取引企業)を可視化。またランドスケイプが提供する顧客データ統合ツール「uSonar」の機能も「Sales Cloud」と連携。取引実績のデータも統合し、営業・マーケティングに活用できる営業戦略基盤を構築した。
営業戦略基盤構築の流れ
- 「uSonar」のオプション機能であるクイックサーチAPIにより「Sales Cloud」のデータ登録を標準化
- 欠損していた業種や売上高などの属性情報を更新し、企業単位での傾向分析を可能に
- 取引実績を「LBC」と統合することにより、市場の開拓状況を可視化
- 優先的にアプローチすべき新規ターゲットリストの抽出を実現
顧客データ統合ツール「uSonar」とは、顧客に関わるさまざまな情報を統合し、管理することができるクラウド型のCDI(Customer Data Integration)ツール。ランドスケイプが培ってきたさまざまなフォーマットのデータをクレンジングするノウハウや、自社構築した820万拠点の企業データベース「LBC」が搭載されている。SFAやマーケティングオートメーション、DMPなどのソリューションとの連携が可能。