法人向け営業研修「営業サプリ」を展開するサプリは、営業組織における中堅層のキャリア観や育成課題を明らかにすることを目的に、法人営業パーソン205名を対象とした調査を実施した。

スキル課題の自覚はあるのに、育成機会が届いていない

自分に不足していると感じるスキル・能力をたずねたところ、「営業戦略を立てる上での思考力・分析力」(30.7%)、「チーム内でのリーダーシップ」(27.3%)など、個人プレーの先のスキルに課題を感じている中堅層が多くなった。
また、教育施策についてたずねたところ、約4割が中堅営業パーソンとしての教育施策を受けていないと回答した。
キャリアの不透明感が、成長を阻害

成長やキャリア開発への悩みをたずねた。その結果、「日々の業務が忙しく、スキルアップの時間が取れない」(30.2%)、「将来どのようなキャリアを目指すべきか分からない」(27.3%)といった、キャリア形成支援の不足からくる迷いや停滞感についての回答が多くなった。
上司への期待は高いが、実態は伴わず

上司に対する期待をたずねたところ、「適格なフィードバックやアドバイスをしてほしい」(28.3%)、「困ったときに相談に乗ってほしい」「日々の仕事ぶりをきちんと見て評価してほしい」(同率27.3%)といった回答が多くなった。「上司が忙しく、相談しづらい」とのコメントもあり、関係性のギャップが明らかになった。
【調査概要】
調査対象:法人営業に従事する中堅層の営業パーソン205名
※スクリーニング調査にて「法人営業部門に所属し、中堅層に該当する」と回答した人が対象
調査手法:インターネット調査
実施期間:2025年5月29日〜6月10日
(スクリーニング:5月29日〜6月3日、本調査:6月3日〜6月10日)