UPWARDは、サンメディックスが、営業支援サービス「UPWARD」を導入したことを発表した。

サンメディックスは、創業136年を迎える医療機器総合商社。関東全域に営業拠点を構え、医療機器の提供のほか、医療機関向けの情報システム導入支援や物品管理の効率化支援など、医療現場の運用を支えるさまざまなサービスを展開している。営業活動では、定期的な施設訪問を通じて運用実態を把握し、製品知識と現場理解に基づいた提案を行っている。
同社では、営業担当者が納品業務や機器点検よりも提案活動に注力できる体制づくりを進めているが、活動記録や分析方法が統一されておらず、担当者ごとの活動実態を正確に把握することが困難だった。そのため、マネジメントによる的確な支援や改善策の立案にも支障が生じていた。
こうした課題を受け、営業活動の可視化と提案活動へのシフトを実現するため、「UPWARD」の導入を決定した。滞在検知機能を備えた「UPWARD」のモバイルアプリを活用することで、現場の活動データがSalesforceに自動で記録・集約され、ダッシュボード上に正確な現場情報が可視化される。これにより、的確な判断を行えるマネジメント体制の構築を目指す。
サンメディックス 首都圏Ⅰブロック 部長 石川 明弘氏のコメント
このたび当社では、営業活動のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する一環として、「UPWARD」の導入を正式に決定いたしました。
当社では、営業担当者が納品業務に追われ、営業活動に十分注力できていないという課題を抱えていました。営業活動の比重を高める方針は掲げていたものの、現場の活動を可視化できず、的確な支援を行うことが困難でした。こうした背景を踏まえ、活動状況を集計・可視化し、行動変容を促す仕組みとして「UPWARD」を導入いたしました。
導入を決定した主な決め手は、滞在検知機能により、データ入力の負荷が他社のSFAと比較し圧倒的に低かったことです。入力の定着がしやすく、上記の課題を解決できる仕組みだと感じました。また、画像解析をはじめとするAI機能の搭載がロードマップに含まれており、将来的な発展性に期待できる点も重要なポイントでした。
当社は10年後、20年後の会社の姿を見据え、営業データの蓄積と活用が組織力の向上や社員の働きがいにつながると考えています。世代交代が進む中、ベテラン社員が持つノウハウや営業情報の引き継ぎが課題であり、「UPWARD」はその解決に大きく寄与すると期待しています。今後も、名刺スキャンによる人脈の可視化、音声入力や画像による記録など、より幅広い活用を目指してまいります。