WorkTech市場で事業を展開するAcall は、1日の勤務時間のうち約3割を占め、ワーカーのパフォーマンスに大きく影響する会議業務における課題を解決するソリューションとして「AI会議室」の提供を開始することを発表した。
提供の背景
Acallは、2024年6月に実施した調査結果(※)から、企業がワーカーのハイパフォーマンスを引き出すためには、 会議に関わる業務の見直しが効果的であると考えている。
同調査結果では、会議実施・会議調整は平均的に1日の勤務時間の約3割を占めており、会議は生産的な企業活動には欠かせない業務であるものの、本当に必要だと感じる会議は約4割、もっと効率化できる会議も同じく約4割で、会議の調整作業については約8割が効率化したいと感じているため、会議に関わる業務の改善余地が明らかになっている。また、会議室に関するマネジメントにおいても、会議室利用状況の実態把握・分析から、必要な会議室数やレイアウトの設計、オフィスファシリティの最適化が求められており、1人あたり1ヵ月で約50時間、1年で約600時間を会議に関わる業務に費やしている。
このような状況を踏まえて、Acallでは、パフォーマンス向上の観点から、会議室予約の効率化・会議の生産性向上・会議室管理の最適化など、会議の始まりから終わりまでに発生する“不”を解決し、本質的な業務にフォーカスできる環境を構築するべく、ワーカーのパフォーマンスを最大化するサービス「AI会議室」を提供することに至った。
※調査結果
「AI会議室」概要
AI会議室は、既存サービスである「会議室チェックイン」をAIで拡張することにより、会議の始まりから終わりまでに発生する“不”を解決し、予約の効率化・会議の生産性向上・会議室管理を図るサービス。
※一部AIを使用しない機能、初期リリース時点で使用できない機能がある
会議「前」のソリューション
チャットで会議室探し(AI機能):会議の人数・目的・時間を伝えると最適な空き会議室をレコメンド
予約の非効率を検知してアラート:会議室が足りていないとき、重複予約や定員が合わない予約を感知し、予約の見直しをレコメンド
会議「中」のソリューション
会議室アプリが次の予定を把握してアナウンス:次の予定を加味して、退出・予約延長の案内アナウンスを出し分け
実際の会議室利用人数を記録(AI機能):音声認識により、発言者をカウントし、利用人数の実績を記録 (手動修正も可能)
会議「後」のソリューション
定量/定性データの蓄積と分析:会議参加者に対し、会議室と会議の進行について、フィードバックを収集し、利用実態の計測・収集データと合わせて、分析データやレポートを生成