エクサウィザーズのグループ会社であるExa Enterprise AIは、フジテックスが、法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI」を活用し、営業人員の即戦力化を実現したことを発表した。またフジテックスは、exaBase 生成AIの活用で得たノウハウを顧客に展開するため、exaBase 生成AIの販売代理店契約を締結した。
フジテックスにおける活用
フジテックスは顧客のニーズに対応するため5,000点以上の商材を扱っており、営業担当者はそれぞれの商材の特徴を把握したうえで的確な提案を行う必要がある。しかし、詳細な商品知識を身につけるには、数年単位の長期の営業経験を要するのが課題となっていた。
そこで2023年8月にexaBase 生成AIを導入し、自社データの連携機能の活用を開始した。500点以上の専門印刷機器の詳細な商品情報と導入事例のデータを取り込むことで、顧客との商談の際にexaBase 生成AIが最適な提案方針を提示。その結果、新任の営業担当者でも顧客のニーズに沿った提案が可能となった。
今後フジテックスは、最適なデータのフォーマットなどデータ連携機能の活用を進める中で得たノウハウを、exaBase 生成AIの販売先となる同社の顧客にも提供する。
「exaBase 生成AI」の機能・特徴
1.セキュリティとコンプライアンスへの対応
- 生成AIのデータ処理を国内で完結
- 会話内容の学習データとして利用しないオプトアウト設定
- 禁止ワード登録、機密情報ブロック機能、ログ蓄積/レポート機能により、情報の漏えいを防止
2.独自の支援機能による生産性向上
- 企業内の規定や各種資料(PowerPoint、Word、PDF、CSV、txt)とのデータ連携機能により、回答を作成
- AI専門家が作成した、回答を引き出すプロンプト(指示文)のテンプレートを標準実装
- 生産性向上の時間効果を計算し、exaBase 生成AIの画面上で確認