シーイーシーはデジタルサービスプラットフォーム「CanDay(キャンデイ)」とBox Japanのクラウドストレージ「Box」を連携し、製薬企業のMR(医薬情報担当者)や保険外交員、そのほかさまざまな業種の「Box」ユーザー向けにコンビニ印刷サービスを拡充したことを発表。
本連携により、「Box」で管理されたデータ(企画書や製品資料、契約書、納品書、作業報告書など)をワンクリックで、コンビニ店舗から印刷できるように。また、スキャンして資料の電子化をすることも可能。外出先などで資料が必要な場合でも「会社に戻る」「コワーキングスペースを探す」といった移動の手間を省き、オフィス外で働きやすいテレワーク環境に必要な利便性の高い印刷環境を実現する。
提供開始に先立ち、2018年4月から1年間、全国19か所(都県)で営業向けの実証実験を実施した。本実証を通じて、従来の印刷方法からコンビニ印刷の利用に置き換えることで、年間約450万円(残業・移動時間の削減)の効果が算出されたという。
今後は、クラウドストレージとして「Box」に続き、「Microsoft OneDrive」や「Google ドライブ」への対応も計画している。これにより製薬企業のMRや保険外交員の業務効率化・生産性向上といった各社の課題に合わせ、導入済みのクラウドサービスやコンテンツ管理、各種テレワークサービスと連携し、業務効率化、コスト削減に向けたスムーズな運用を支援する。今後、製薬・保険業界以外にも、2019年4月からスタートした働き方改革関連法案や2020年の国際イベントを見据え、時短勤務や外国人労働者の雇用形態に合わせた多様な働き方に向け、PoC(概念実証)から業務での本格展開までをサポートしていく予定。