Shearwater Japanは、予算管理クラウドシステム「Workday Adaptive Planning」がJeisys Medical Japanに正式採用され、予算管理DXプロジェクトがスタートしたことを発表した。
プロジェクト実施の背景
世界約60ヵ国へ医療機器を販売する Jeisys Medical Inc.の日本法人である Jeisys Medical Japanは、国内1,000事業社との取引実績を持ち、ビジネスが拡大している。
組織が大きくなる一方で、取り扱うサービスやコストの内訳が組織ごとに異なる運用になり、スプレッドシートによる予実管理の運営負荷が年々高まっていた。
また、新たに導入するSalesforce(営業支援システム)の情報も、全社の業績管理を行ううえで必要な情報となるためそれらの集計も今後増えることを機に、業務におけるデジタル化の検討を行った。
予算管理における課題
<デジタル化 検討の課題>
(1)売上予測の詳細情報は営業支援システムに、経費の詳細は基幹システムにあるため、予実差の特定に時間を要する。
(2)集計→分析→レポーティングに至る一連の業務が自動化されておらず、正確性とスピードを担保しながら、タイムリーに経営層に情報を提供する基盤が整っていない。
(3)上記のような基本機能を持つツールを導入し、予算や月次見込みの作成、確定作業を効率良く行いたい。
課題解決へのアプローチ方法
(1)複数システムと予算管理クラウドの連携
実績データを持つSAP(基幹システム)、売上データを持つSalesforceとそれぞれ連携する仕組みを構築し、予実管理データの一元化を実現する。
(2)事業部が直感的に内訳を確認できる画面の構築
売上見込みの情報はSalesforceから、実績はSAPから連携されることで、事業部が毎月の業績見通しを更新する際に、それぞれの明細情報を確認できるように設計。
事業部が最新の見込みを更新する際に必要な情報が一元化されていることで、効率的な予算管理を実現する。
(3)ダッシュボードの構築&運用トレーニング
目標達成に向けた進捗率などを早期に確認できるダッシュボードの構築、およびダッシュボードを自由にユーザー側で編集できるようトレーニングを実施する。
今後の展望
成長分野への投資強化や、受注率の早期把握を目指すほか、KPIの目標達成に向けた施策を行うことで、より稼げる組織になるよう推進していく予定。