UPWARDは、同社が提供する“CRMを現場の営業力に変えるセールスエンゲージメントサービス”「UPWARD」上で、ゼンリンが提供する「ゼンリン住宅地図」「ブルーマップ」を利用できるオプションサービスの提供を開始したことを発表した。
本連携により、UPWARDを利用する営業担当が、スマートフォン上で表札情報や地番情報を確認しながら顧客訪問やサービス提供を行えるようになり、働く体験やデータ蓄積をよりシームレスにすることが可能となる。
本連携の背景
UPWARDは、営業担当が負荷なく活動報告を行うことを可能にするほか、顧客接点情報をCRM基盤に蓄積し地図上で可視化・活用することができるサービス。2021年11月にはオプションサービス「UPWARD DATA」をリリースするなど、あらゆる情報をシームレスに利用できるUXを目指してきたが、ゼンリンとの連携によりそれをさらに進化させることを目指す。
同社は本連携サービスの提供により、まずは表札情報を必要とする個人向けのフィールドセールス、フィールドサービスを行うユーザーや、公図番号・地番情報を用いる不動産業界・金融業界のユーザーの利便性を高めることを目指す。最大約5,000社に導入可能性を見込んでおり、今後も連携拡充や機能強化を行っていく予定。
想定利用シーン
- 訪問営業における表札情報等の活用
住宅地図上に、CRMに登録されている顧客や過去にクレームやトラブルがあった訪問先が表示されることにより、営業担当は表札情報を確認しながら訪問できるようになる。また、BtoC訪問における効率的な新規開拓や訪問ミスの削減も可能にする。
- 地番情報の活用
外出先で空き地、空き家を発見した際にCRMへ登録すると、同時に地番も取得することが可能。取得した情報をもとに登記情報を確認し所有者へアプローチするなど、不動産・金融業界における用地仕入や債権関連業務に役立てられる。