Oneboxは、営業・CSに特化したメールサービス「yaritori」について、OpenAIが提供する自然言語処理モデル「GPT-3」を活用した新機能「yaritori AI(α)」の提供開始を発表した。
yaritoriは、対外的な顧客対応を担う営業・CSに特化したメールサービス。複数メールの対応状況をチームで一元管理する機能やSlack・Chatworkとの連携機能により、社内外のコミュニケーションの効率化を支援している。
今回、メールコミュニケーションの根本的な変革を目指し、GPT-3を活用する新機能「yaritori AI(α)」をリリース。同時に、先行トライアル企業の募集も開始した。
※GPT-3とは:2015年に設立された人工知能を研究する非営利団体OpenAIが提供する自然言語生成モデル。大量のテキストデータを学習し、人間のように文章を生成することができる。2022年11月には、GPT-3モデルを使用して実現された対話型の人工知能モデル「ChatGPT3」が公開された。
「yaritori AI(α)」機能概要
α版では、メール内容を指示し「メール本文を自動生成する機能」を実装。通常のメール対応とは異なる、クレームに対するメール文の作成サポートなどのユースケースを想定している。
今後は「自動翻訳」や「丁寧語への変換」などのリライト機能を追加していく予定。また自社で保有しているメールデータを学習データ化し、日本特有のメール文化に対応した自然なメール文を作成できるようにするなど、精度向上を目指す。