Sansanは法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」をリニューアルしたことを発表。2019年3月にプロダクトコンセプトを「名刺を企業の資産に変える」から、「名刺管理から、ビジネスがはじまる」へ刷新しており、今回のリニューアルはコンセプトを実現し、「ビジネスプラットフォーム」への進化を促すためのもの。
「名刺のデータ化」はビジネスシーンにおいて一般的なものになり、リモートワークなど働き方の多様化によってクラウドサービスの需要が高まり、「Sansan」に求められるニーズが企業内インフラというものへ変化してきたことなどが、コンセプトを刷新するに至った背景。
リニューアルの第1弾として、ユーザーインターフェースを白基調へ一新。名刺を取り込むスキャナについてもデザインを一新し、新規契約より順次、新デザインのスキャナを提供予定。
コンセプト刷新を実現する機能は以下3つ。
AI名刺管理
AI+手入力で名刺をほぼ100%正確にデータ化する、最高精度の名刺管理機能。高度なAI技術により、会社・人物単位で名刺情報を管理できるため、昇進や異動などの人事異動情報も自動で集約。正確な人物データの共有によって、社内に眠る人脈を全社で有効活用できる。
同僚コラボレーション
同僚と気軽に連絡できるメッセージ機能や、社内電話帳機能によって、社内の連携をスムーズにし、社員それぞれが有している人脈を活用できるように。また、プロフィール機能で同僚の強みを把握できるため、部門を越えた効果的な連携が期待できる。
顧客データHub
Sansanが名刺管理で培ったAI技術を結集した、独自のテクノロジーにより、社内のあらゆる顧客データを統合・リッチ化することが可能。現在利用しているCRM・SFAや、MAツール上で管理しているデータの二重登録を防いだり、様々な付加情報を付与することで、ターゲティングをしやすくするなど、名寄せ・クレンジングの工数を削減。
今後は、人物プロフィールを更に充実させていくほか、今以上にパーソナライズされたニュース、AI企業分析など、ビジネスのはじまりにおいてさらなる気付きを得ることができるさまざまな機能の強化や追加を予定している。