ジャストシステムは、営業支援クラウドサービス「JUST.SFA」の最新バージョンの提供を2023年1月17日(火)より開始すると発表した。サブスクリプション型ビジネスに標準対応し、新しいビジネスモデルへ転換する企業の成長を支援する。
「JUST.SFA」最新バージョン提供の背景
消費者のニーズが「モノからコト消費」へシフトしつつあることから、多くのビジネスがサブスクリプションモデルへ転換している。その背景を受け、企業の営業部門においても、サブスクリプションに対応した売上管理・案件管理の必要性が高まっている。しかし、従来の売り切り型ビジネスと異なり、将来にわたって複数回の売上が発生するサブスクリプション型ビジネスでは、集計作業が煩雑で分析に時間やコストがかかるという課題があった。
そこで同社は、サブスクリプション型ビジネスに標準対応した「JUST.SFA」の最新バージョンを開発。最新バージョンでは、2022年10月1日に新発売したノーコードクラウドデータベース「JUST.DB」と基盤を共通化し、作業の自動化や承認フローといった「JUST.DB」が持つさまざまな機能も標準搭載している。
「JUST.SFA」最新バージョンの主な機能・特長
サブスクリプション型ビジネスのデータ管理に必要な機能を新搭載
顧客ごとの契約期間や、売上処理の間隔に応じた明細データをかんたんに作成できる「繰り返しレコード作成」機能を新たに搭載。サブスクリプション型ビジネスの集計に必要なレコードの一括生成により、これまでの煩雑な作業工程を削減しながら将来の売上見込を把握できる。また、生成したレコードの特定フィールドを直接編集できる「インライン編集」機能も搭載。これらの機能により、サブスクリプション契約の顧客台帳をつくるだけで、正確な売上集計や案件管理、精度の高いフォーキャストの確認が可能となる。
「JUST.DB」との基盤共通化にともなう追加機能
「データ処理フロー」機能により、案件ステータスの変化や活動状況の分析が容易に
蓄積されたデータに対して、編集、移動、複製、統合といったさまざまな処理を自由に組み合わせて自動で実行できる「データ処理フロー」機能を活用することで、案件ステータスの変化やある時点の案件保有量を、分析ニーズに応じて自動的に記録することができる。これにより、案件が成約するまでの期間算出や過去との比較などを素早く実現し、営業活動の分析や方針立案を支援する。
「承認フロー」機能を強化し、見積もり管理や契約管理、取引申請などを効率化
JUST.SFAの「承認フロー」機能を拡充し、申請内容や役職などを自動で判断して承認ルートを決定できるようになった。さらに、ワークフロー全体をグラフィカルに設定できる機能を追加し、企業や組織の承認ルールを直感的に構築できる。また、システムへのログインと同時に、ホーム画面で自分が出した決裁の承認状況や自分への申請依頼を確認することも可能に。これにより、見積もり管理や契約管理、取引申請などの営業活動に関連するワークフロー業務を効率化することができる。