グレープシティは、同社が開発・販売するkintone向けプラグイン「krewDashboard」について、可視化したい情報をkintoneのレコード詳細画面上でグラフ表示できる機能を追加したことを発表した。
kintoneは、サイボウズが開発・販売する業務アプリ開発プラットフォーム。案件管理や業務日報など用途に合わせた業務アプリをノーコードで作成できる。kintoneのプラグインであるkrewDashboardは、kintoneに蓄積されたデータからグラフやピボットテーブルを作成し、アプリの一覧画面上にダッシュボードとして表示させることが可能。複数のkintoneアプリのデータを一画面で可視化できるため、業績推移や予算配分、目標達成率といった指標をひと目で把握することができる。
今回のアップデートでは、kintone一覧にダッシュボードを表示する既存機能に加えて、krewDashboardで作成したグラフをレコード詳細画面上に表示できるようになった。グラフは表示中のレコードだけでなく、kintoneに蓄積されたすべてのアプリから作成・表示することが可能。日々の作業時間を登録する画面上に、月別の作業時間合計・各作業プロセスに費やした時間の割合などを表示し、俯瞰的な状況把握や自己分析に活用することができる。
またkrewSheetを契約している場合、サブウィンドウにもkrewDashboardを表示できる機能を新たに追加。マネージャーはkrewSheetでプロジェクト全体の状況について分析を行い、個別の課題に対してはレコード詳細画面を活用して担当者と対話しながら改善を実施。krewDashboardでグラフ表示ができる範囲を広げることでデータに基づく気づきや課題をチームや個人で発見し、社内全体で業務改善を進める動きをkintone上で実行できるようになる。