パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」は、ビジネスパーソンと企業間における“転職や仕事に対する意識の差”などをはじめとした実情を明らかにする調査シリーズ「doda ビジネスパーソンと企業のギャップ調査」を実施。第3回となる今回は、“新しい時代に求められる営業職”=「インサイドセールス」や「カスタマーサクセス」に関するビジネスパーソンと企業とのギャップを調査し、その結果を発表した。
調査概要:新しい時代に求められる営業職に関する調査
個人向け調査
- 対象者:全国に住む、転職を検討している、または興味がある営業経験3~8年以内の20~30代男女会社員(正社員・契約社員)
- 集計対象数:200名
- 調査手法:インターネット調査
- 調査期間:2022年11月10日~11月14日
企業向け調査
- 対象者:全国に住む、自社でインサイドセールス、カスタマーサクセスの両方もしくは一方を導入している20代~60代男女中途採用・人事担当者
- 集計対象数:200名
- 調査手法:インターネット調査
- 調査期間:調査期間:2022年11月10日~11月14日
調査結果
インサイドセールス・カスタマーサクセス職にどの程度の興味があるかたずねた。個人ではそれぞれ6割以上、企業ではそれぞれ8割以上が「興味・関心がある」と回答した。
- 個人:インサイドセールス63.0%、カスタマーサクセス62.0%
- 企業:インサイドセールス82.0%、カスタマーサクセス85.0%
インサイドセールス・カスタマーサクセスそれぞれの職種でもっとも必要だと思うスキルをたずねた。インサイドセールスについて、個人では「ヒアリングスキル」(32.5%)、「提案スキル」(25.5%)、「顧客折衝スキル」(11.5%)が上位にあがった一方、企業(自社社員に対して求めるスキルとして回答)では「提案スキル」(25.0%)、「顧客折衝スキル」(20.5%)、「情報収集スキル」(17.0%)が上位にあがった。個人は「ヒアリングスキル」を重視する傾向があり、企業より17pt高くなった。
カスタマーサクセスについて、個人では「タスク処理スキル」(19.0%)、「データ分析スキル」(18.0%)、「課題特定スキル」(16.0%)が上位にあがった一方、企業は「顧客折衝スキル」(22.0%)、「データ分析スキル」(18.5%)、「タスク処理スキル」(17.0%)が上位にあがった。「顧客折衝スキル」についてもっとも差があり、企業が個人より10pt高くなった。
インサイドセールス・カスタマーサクセス職への転職において、個人にはどのような不安を感じているか、また企業には、転職希望者がどのような不安を感じていると思うかたずねた。その結果、個人・企業ともにインサイドセールス・カスタマーサクセス職のどちらの職種でも「手厚い研修はあるか」がもっとも多くなった。